体脂肪について
こんばんは「男成」です。
本日は
「体脂肪」
についてお話しします。体脂肪とテストステロンは密接な関係があります。体脂肪が多いとテストステロンの値は低下し、体脂肪が少ないとテストステロンの値はキープされます。睡眠や筋トレが重要視されますが体脂肪がその努力を無駄にしてしまう可能性があります。男磨きしてるのに体脂肪のせいでテストステロンが上がらない…
そんなことは嫌ですよね?私も嫌です!
なので今回は「体脂肪」についてお話しきていきます!
・・・本編・・・
### 1. 体脂肪率とテストステロンの関係
テストステロンは、男性の生殖機能や筋肉量、骨密度、エネルギーレベルに関与する主要な性ホルモンですが、体脂肪の量や分布はテストステロンのレベルに影響を与えることが分かっています。特に、体脂肪率が高いとテストステロンのレベルが低下しやすいという関係があることが、いくつかの研究によって確認されています。
例えば、**Mihailidis et al. (2018)**の研究では、肥満男性において体脂肪の多さがテストステロン濃度の低下と関連していることが示されています。肥満により、脂肪組織が過剰に蓄積されると、脂肪細胞がエストロゲンを合成し、これがテストステロンの代謝に影響を与えるため、テストステロンのレベルが低くなると考えられています。
### 2. アロマターゼ酵素とテストステロン
脂肪組織には**アロマターゼ酵素**という酵素が含まれており、この酵素はテストステロンをエストロゲンに変換する役割を持っています。体脂肪が多いと、アロマターゼ酵素の活性が高まり、テストステロンがエストロゲンに転換されることが知られています。これにより、血中のテストステロンレベルが低下し、エストロゲンが増加する可能性があります。このメカニズムは、肥満が男性におけるテストステロン減少の一因であることを示唆しています。
**Tremblay et al. (2004)**の研究もこの点を支持しており、肥満男性においてテストステロンの低下とアロマターゼ活性の増加との関連が確認されています。
### 3. 体脂肪減少とテストステロンの回復
逆に、体脂肪を減少させることがテストステロンのレベル回復に寄与することも報告されています。減量や運動がテストステロン濃度を改善する可能性があるという研究結果もあります。
**Volek et al. (2001)**による研究では、耐久性のある運動や筋力トレーニングが男性のテストステロン濃度を改善することが示されています。特に、体脂肪の減少がテストステロンの増加に繋がる可能性があると指摘されています。
### 4. 高体脂肪と低テストステロンの影響
肥満男性は低テストステロン血症(低T症候群)を発症しやすいことが分かっています。この状態は、エネルギー不足、筋肉量の減少、性欲低下、骨密度の低下、うつ症状などの健康問題を引き起こす可能性があります。**Kenny et al. (2011)**の研究では、低テストステロンと肥満の関係が男性における健康リスクを高めることが示されています。
### 5. 結論
体脂肪とテストステロンの関係は密接であり、体脂肪が増えるとテストステロンが減少しやすいという事実が多くの研究で確認されています。肥満がテストステロンの低下を引き起こすメカニズムとして、アロマターゼ酵素の活性化が関与していることが示唆されています。逆に、体脂肪の減少はテストステロンレベルの回復に寄与する可能性があり、運動や食事管理が重要な役割を果たします。
体脂肪が「アロマターゼ」というホルモンを増やしこれが男性ホルモンを女性ホルモンに変えてしまうことが分かる。体脂肪率の目安は8%〜12%がスイートスポットではあるが個人で調整してほしい。肥満体型の人は男磨きよりも先に「減量」をしてほしい。
元々、体脂肪率がスイートスポット内の人はカロリーは落とさず(太りすぎないでね!)維持カロリーで男磨きをしてほしい。
ではまた!