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クール系イケメンに憧れ惨めな気持ちになった話


男なら誰でも一度はイケメンになりたいと思ったことはないだろうか。
勿論イケメンと言っても種類はたくさんあり、
クール系イケメン
爽やかイケメン
インテリイケメン
種類を挙げればキリがないが、私自身学生時代
イケメンに憧れたあまり、クール系イケメンになりきっていた時期もあった。
勿論、当たり前だが、誰からもクール系イケメンなど言われたことはないが、確かに確実に私は
クール系イケメンごっこをしていたと思う。
今回は私がクール系イケメンに憧れたあまり
クラスで1、2番を争うナイスガイのイケメンで野球部の友人に心配された話をしたいと思う。勿論この話の3.4割は私の主観なので、ところどころ話を盛っているところもあるがそこら辺は目をつぶってほしい。

高3年デビュー編

なんとか、高校3年生に上がることができた。
私は高校2年生時の時は課題も出さないは、テストの成績も悪いは、挙げ句の果てには、リモートの授業には、ズボンを履かず、フルチンで授業を受けると言う結構素行不良な生徒だったが、高校二年生に上がり、高3デビューを試みようと思い
今までのキャラを崩壊させようと思いクール系イケメンなろうと試みた
もし、この時辞めておけば良かった思うがとりあえず続けることにする。

新学期

あれからなんやかんやあって
6月を迎えた。
何故突然6月を迎えたのかと言うと、理由はコロナにクラスメイトの4.5割がコロナにかかったからだ。
私は最初はクラスメイトがコロナにかかって少しだけ悲しんだが、裏を返せば、この二か月で
私がクールイケメンになれる可能性が高くなるのでないかと喜んだ。最低だが
そして、私はこの二か月の間で、クール系イケメンになる努力をした。
努力といっても、ただ無言で適当に頷いているフリをしていたのだが
この時から、すでにクール系のイケメンの意味を履き違える言うことは、4.5年経っ最近ようやく気づいた。

実践編

コロナが過ぎ、ようやく学校が始まり授業も始まった。
勿論私はこの時は自分の事をクール系イケメンだと錯覚していたので、クラスでも極力喋らず、ペン回しをしたり、外の窓を見つめ、ふっと誰も居ない所で笑っていたり、昼食時間一階の教員駐車場でご飯を食べたりしていた。今思い返すとあまりの恥ずかしさで、目を瞑りたくなる。
そんなことを一か月くらい繰り返していたある日
高校生活3年目の31回目の昼食を迎えようとしていた。
私は記念すべき一か月目と言う事なので、教室で一人ご飯を食べることにした。
私はこの一か月クールっぽいことをし続けていたので、クラスメイトは私のことをイケメンと言わなくともこの人はクールだと思うのでないだろうか
そんな事を思いながら、周りがグループになり固まっている中私は一人弁当箱を開けた、
どうだ!みろ!これがクールだ!そんなことを思いながら、弁当箱を開け、母がわたしのために作ってくれて、タコさんウインナーを食べようとした時
クラス1位2位を争うで人気者のk君が一緒にご飯食べよう!と誘ってくれたのだ。
私は自分が今までやっていた自分の行いを思い返すと、突然恥ずかしくなり、弁当を置いたまま教室を出た。
今思い返せば、私がやっていたことは、クール系じゃなかったかもしれない。
だが、あの経験は無駄ではなかったと思う。
ちなみに、k君は頭もよく、性格もよく、本当に良い人だったので、もしかしたら今もどこかで
元気にやってるかもしれない

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