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元旧統一教会2世信者がQ&Aで答える教団の目的と正体 ①献金編

 令和5年10月13日
旧統一教会の問題をめぐり、文部科学省は教団に対する解散命令を東京地方裁判所に請求したと発表しました。

 私は元旧統一教会(現:世界平和統一家庭連合)の元2世信者(35歳男性)です。
もともとは母親が熱心な信者で、私もそれにならって信者として約7年間、教会の活動に参加しました。2018年の合同結婚式で結婚し、そして今年の3月に離婚をしました。

その私が知っている限りではありますが、教会内でのシステムや、マスコミには出回っていないリアルをお伝えしようと思い、この度、記事を書かせていただきました。私はすでに脱会はしましたが、教団に対しての恨みのような思いはありません。それはなぜかというと、信仰も含めてそういった選択をしたのは他の誰でもない自分自身だったからです。ですので、教団を批判したり擁護したりするつくもりもまったくありません。

 しかし、報道では献金の件ばかりが取り上げられています。それはあくまでも『結果』であり、そこに至るまでの過程(プロセス)や本質を報道していないと感じています。

 令和4年7月8日に発生した安倍元総理銃撃事件の容疑者である山上容疑者は事件を起こした動機を旧統一教会によって家庭が破壊されたことが原因であると、はっきりと取り調べで述べています。
安倍総理が2021年の教団が主催する大会でビデオメッセージを寄せた際、私もリアルタイムで教会で視聴していましたが、一番最初に感じたことは「総理の職を退いたとはいえ、今後の安倍元総理の政治活動に支障は出ないのだろうか。」という懸念はありましたが、まさか命を落とすことまでは予想がつきませんでした。

 今回の記事ではあくまでも自身が体験し、知っている内容をできるだけ主観的な面を排除した上で記事を書いております。
週刊誌さんへ情報提供をしようと思ったこともありましたが、事実を歪曲されて掲載されても不本意であると思い、自身で記事を書こうと決めました。最後まで読んでいただけると幸いです。



Q.教団はなぜ高額な献金を要求するのか?信者はなぜ献金をするのか?

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