「会いたい」が強く美しくかがやくとき。

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
「探究学舎の」ゆたにいです。
↑あ、以前の記事冒頭でのこの伏線を回収していませんでした。まずはそこから。

そもそも、noteを書かせてもらうきっかけになったのもふくいけんがみんなの「探究学舎観」「探究観」を書いてほしい！と言ってくれたのと、スタッフも保護者も子どもも自由に書いてマガジンをつくっていこう！と言ってくれたので、勝手にわたしも名乗ってしまったのでした。いいですよね？社長。はい、ありがとうございます。
伏線もぶじ回収したところで。

今回のテーマは「会う」です。

1.この世のだれにでも「会える」時代にうまれて

さて、わたしたちは有史以来はじめて全世界の誰とでも会える世の中にいきています。もちろん可能性でいうと、のはなしでありますが。
重要なのは、おもいたったら(場合によってはかなりの努力を要するにしても)それは、叶うということです。
先史時代、ひとがひとに会いに行ける手段はみずからの脚しかなく、そもそもそれ以前にじぶんの近しい種族以外の存在をはかりしる術もなかったので、「会う」という感覚は現在のわれわれとそもそもまったく違うものだったとおもわれます。
その時代の「会う」ことは、相手、場所ともにきわめて物理的に近しいひとが対象でしかなかったんだろうなーと。
幾万年経ったいま、どうでしょうか。交通網は激しく発達し丸三日かければ世界中のだいたいどこにでもいくことができ、ネットを使えば瞬時に顔を見て話すことができる。
現代は、人類が誕生して以来もっとも「会いたいひとに会える」時代なのです。
ってか、こんな恩恵マジ活かすほかなくね？？？というところからこのエントリをはじめたいとおもいます。

2.みんなが「会いたかった」ひとが会いに来てくれた

先々週末、探究学舎のイベントで「探究キャラバン in OSAKA」が開催され、ふくいけん、がしゅん、かいと、いちこちゃんがきてくれました。

キャラバン二日間で、チェキで気になるスポットを撮りながらみんなで扇町とか天満とか兎我野町を街歩きしたり、中之島公園でわいわいおにぎりとかうまい棒食べたあとにケイドロしてあそんだり、街歩きで撮ったみんなのチェキのコンテストをやったり、かいとの実家の教会におじゃましてあーだこーだおはなししたり、子どもたちは探究のオンライン授業うけながらとなりでおとなはビール飲んで楽しんだり、深夜のディープ大阪をただひたすらひたむきに歩きまわったり、ふくいけんの特別授業をうけたり、新世界でスマートボールやったり二度漬け禁止されたりして、子どももおとなもわたしもそれはもうただただ笑顔笑顔笑顔、ものすごく楽しすぎたわけです。
わいわい、あるいたりあそんだり飲んだり食べたりまなんだり。それらがものすごく楽しかったことそのものがみんなを笑顔にした部分はもちろんあったわけですが、その根源になにがあったかというと「あいたかったひととリアルであえた」みんなの喜びがあふれたのにちがいないのだとおもいます。

ふだん、関西のひとにとってはふくいけんもがしゅんもかいともいちこちゃんもオンラインの授業やHRでしかあえず、いわば物理的に簡単に会えるひとたちではありません。
そのひとたちとリアルに会えた。なんなら、向こうからきてくれた。そして、いろんな楽しいことをいっしょにできた。そして、ほかの関西のひとたちともワイワイできた。こんなん、シンプルにヤバうれしいですよね。
対面で「会いたい」がかなったときにひとが発する「正のパワー」のおおきさ、ひたむきさ、まぶしさを真に実感する二日間だったのでありました。

3.会いたい気持ちは砕けない

いま、数年前からリアルで会いたくても会いにくい状況がつづいています。そして世界に目をむけると、会いたいという想いをかくさざるを得ない国や地域もかなしいことに存在するのが事実です。
でも、人は会いたいのです、人に。
だって、会えるんだもの。日本人は数百万年かけてアフリカから日本にたどりつきましたが、いまや丸一日あればアフリカに行けるんだもの。
人は会ってはなしたいのです。あそびたいのです。リアルに会ったときに生ずるパワーをしっているから。そこから導きだされる、おおきさやまぶしさを覚えているから。もしくは想像できるから。

今回のキャラバンで子どもたち(おとなも)のこころにかたちどられたのは、遊びや学びが楽しかったことにくわえて、「また会える」「いつかきっと会える」ことへの期待感だとおもいます。
そしてその「また会える」「いつかきっと会える」は人を強く美しく、あり続けさせてくれる力たり得るのだとおもいます。
それを気づかせてくれたふくいけん、がしゅん、かいと、いちこちゃん、ありがとう。
また、会おう。