2020年3月。世界中が扉を閉じていった時、息子のなかにたくさんの扉ができた(1)
はじめまして。「探究学舎の」ゆたにいともうします。
わたしは探究学舎という、いろんなことを一緒にかんがえ教えてくれる学び舎に息子と一緒に参加している保護者の一人です。
なぜ「探究学舎の」とカッコつきで名乗ったのか。
それはのちほど説明するとして、わたしたち一家が探究学舎とどのように出会ったのか。
そこからまずお話ししたいと思います。
・1の扉、探究ラジオ。
2020年3月。新型コロナウイルスが世界中で猛威を奮いはじめた頃。
小中学校は一斉に休校となり、いきなりずっと家庭で学習せざるを得ない日々が始まりました。子どもの休校や在宅勤務対応に急激に迫られたことは今でも多くの方の記憶に強く残っていることでしょう。
休業、休校、自粛。タイトルにもあるように、世界はあたかもいろんな扉を閉めはじめているように思えました。
そんな中、妻が友人からあるYouTubeのアドレスを教えてもらいました。
歴史的偉人の授業を、オンラインしかもライブでおこなっている塾。探究学舎。それくらいの情報しかなく、わたしはふーん。と思っただけだったと思います。
しかし数日間見続けた息子から、きのうはチャップリン、きょうは吉田松陰、あしたは辰野金吾。今まで聞いたことのない偉人たちの名がでてきます。あまり動画コンテンツにハマることが少なかったかれがどうやらかなりハマったらしい、それ以上の感想はそのときは持ち得ませんでした。
その後、かれは授業のこぼれ話や、探究学舎にまつわるいろいろな人々について授業を担当する先生とかスタッフさんがつたえてくれる「ラジオ」というYouTube配信にハマっていきます。そしてそこで、わたしがこの文を書くきっかけをつくってくれたふくいけんと出会います。
ふくいけんは、息子が世界遺産が好きで世界遺産検定に合格したことに興味を持ってくれ、ラジオで紹介してくれました。
そうして、息子がじぶんでステキだなと思っている場で手放しで容認される、という体験をすることができたのです。これは、ものすごく大きな体験、最初の大きな扉だったのかと、いまでは思います。
だれにもなんのことわりもなく、つづきます。
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