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カンを頼りに旅先を決めた話

昨年の秋、「どこか行きましょうよ?」
カフェで長いお茶を楽しんでいるときに、友人Hさんがつぶやきました。
「いいね!」
今年は、社員旅行にも行きそびれていました。
旅らしい旅に行っていない私は、「癒やされたい」想いがマックスになっていたので、渡りに船の勢いで気持ちは旅行に行こう!になっていました。

どこに行きたい?


あての無い旅も楽しいけど、

行った先で泊まる所を探すエネルギーをきっと残せない年頃の二人。

互いに行きたい場所を探すことにしました。

探すといっても、ネットで地図検索をしてピンときた場所を見ておいて、後から宿があるか確認するという方法です。

私は関東平野で、高速使って広めの路を走り
御利益ありそうな神社仏閣が一つくらい入ってて
おまけに天然温泉に入りたいっ!
という勝手な希望をもとに右隣の県はどうかと提案しました。

二人とも右隣の県で探していました。

ところが、不思議なことに
「いつきさん ここどうです?」
地図のうえでは、真上の県の宿をHさんがネットで探してくれました。

地図で見ると、そこは栃木県の「前日光」という地域でした。

日光は行ったことあるけど「前日光」っていう場所は初耳でした。

「いつきさんが好きな古ーい神社もありますよ。」

おぉ!心の友よ!

なんと私の好みを理解してくれているのか…。

初めて聞く地名と神社でしたけど、近くの宿も見つかり希望していた、温泉付きの目的地。

久々の旅に、予約が決まっただけで小躍りして喜んでしまいました。

旅行のことは、後々綴るとしまして

結果から申しますと、ピンと来てHさんが提案してくれた前日光の旅は、宿も良し、温泉も良し、観光も良しという良い場所だったんです。

カンが働いて、行くべき場所に行けるようになる


いくつも検索して、最終的に「ここに行く」と決めた、決め手は二人のカンです。

これは、鑑定を学んでからわかったことですが、

Hさんと私、互いに直感を働かせられる数を名前のなかに持っています。

「こんな力がありますよ」と言われると

「うわ~!嬉しい」と喜ぶだけではなく

持ってる力を使っていくと磨かれてパワーアップしてくるんです。

「なんか、ここいい感じがするよ」という直感です。

そうやって、選んだ場所は食べものが美味しかったり、満喫できたりと「当たり」のところが多いです。

出会いは、仕事から

Hさんと私は、一つの業務を二人で担当して形にする仕事をしていました。

今まで無かった業務を作っていくという、試行錯誤の業務だったこともあり
山超え谷越え現在に至ります。

かれこれ、15年以上のお付き合いになります。

最初からすごく仲良しということではなく、じわじわと違いを理解してきたという感じです。

新しい仕事のために、必要なスキルを持ってる人を探したら、この二人だったという結果からのスタートです。

互いを理解することから相手を想いやる関係ができる

Hさんと私は、二人用の部屋をもらって仕事を始めました。

もういい大人なので、それぞれの持論や仕事のやり方があります。
それを一つにするために、意見交換やアイディアを持ち寄ることがメインの業務でした。

その中には、互いが譲れないという想いがあったりします。

そんなときは、二人が会話を重ねて一つのことを完成させるまで、時間を割いてコミュニケーションをとるということを沢山やってきました。

共に過ごす間に、Hさんは柔らかい口調で話をして下さることに気がつきました。

相手の立場を重んじながら、優しい言葉を使える人だったんです。

会話は、相手を理解していくためにとても大切なことだと、胸にしみる出来事がいくつもありました。

そのおかげで、Hさんがどんなことを考えているのか、私がよ~く理解することができました。

私も刺激を受けて、Hさんや他の同僚にも柔らかな言葉を使うことができるようになりました。

おばちゃんになる前の私は、かなりとんがっていたのです。

仕事を始めてから現在に至るまでには、仕事はもちろんプライベートの悩みも共有して話すことができるHさんに出会ったことは、とても運が良かったと思います。

「こうするといい感じがするんですよ」と、手探りの仕事にアイディアを出すときに、二人はカンを沢山使ってやり取りをしていました。

日々の仕事や暮らしを重ねていくうちに、カンが良い方向にいくことが多くなるようになってきました。

人との関係は小さな積み重ねが力になる

現在は、異動が重なりHさんとは別の業務を担当しています。

担当業務を変わるということは、異動した場所でまたイチから人間関係を作ることでもあります。

私たちは、カンも使いながら職場に慣れて行きました。

二人とも、新しい環境は嬉しいこと、困ったこと、どうしよう!と思うことが山のようにありました。

心に溜まって、溢れそうになったときに、その想いを誰かに聞いてもらう。

Hさんは、そんなことをスッピンな心で話せる人です。

そうやって、様々な問題をコツコツ乗り越える時には、持っている直感力を少しずつ使って良い方向に進めるようにしているのではないでしょうか。

「いい感じ」「やな感じ」がわかる感覚は、みんな持っています。

それにプラスして自分が持っている特性を理解すると、よりうまく使いこなしていけるのでは?と梅が咲くカフェで思った次第です。

今かかえていることを笑い飛ばせる時間を作る取り組みは、おばちゃんになったこれからも大切な生きがいとして続いて行きます。








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