『気にしないでいいよ』は要注意

先日、お金のことで思うところがあった。
お世話になった元上司が定年退職するため、餞別の品を渡しに行った時のことである。
同じく恩義のある複数名で品を選び、幹事と自分の、2名が皆の代表として渡しに行ってきた。
車はこちらが出し、高速を使って行ってきた。
道中、幹事から「車出してくれてありがとう〜交通費払うね」と言われて「別に交通費はいいよ〜」と自分は返した。
結論から言うと、交通費は支払われず自分持ちとなった。そのことが少しもやっとしている。

金額的に言うと、高速が往復で5,000円弱。ガソリン代も含めれば6,000円くらいを自分が負担したことになる。
しかもその数日後、幹事からグループLINEで振込み額の連絡が来た。自分が伝えられた振込額は他の人と同額だった。
正直、多少引いた金額を伝えられると思っていたので驚いた。
その内訳を計算すると、幹事が支払った諸経費はちゃっかり含まれているようで、その事にも驚いた。

助手席に乗っていて、高速代にいくらかかったかは見ているはずだ。彼女は一体どういう気持ちで自分が費やした諸経費だけを計上して連絡してきたのだろう。

その幹事についてはもうそういう人なのだと思って今後の付き合い方を考えていくとして、今回のことで一つ、勉強になったことがある。
「気にしなくていいよ」と言った相手は実は気にしている。お金のことなら尚更である。
自分が逆の立場になった時は絶対に気をつけようと思った。

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