詩『虚実あり』

　虚と実がある。

　これはなんぞや。

　説明のつかないものを、

　私たちはどう見たらよかったのか。

　怪異なるものは、

　あやしくて、異なるもの。

　ただそれだけを生業とするものもいる。

　自分の価値観でものを見る。

　結局のところ良ければすべて良し。

　ではなぜ、生きることはこんなにもつらく苦しくもあるのか？

　虚実あり。