スキップを止めないで
ある日の信号待ちの車中。
何気なく外を見ていると、歩道にいるひとりの少女に目を奪われた。
おそらく小学校1-2年生くらいだろうか。
その少女は、全身からウキウキを溢れさせながらスキップをしていた。
何があったかは分からない。
何があった訳でもなく、その子のただの癖なのかもしれない。
彼女のウキウキが伝染した私は、その日の疲れが吹っ飛んだ。
同時に、願わずにはいられなかった。
まぁまぁの大通りで堂々と楽しそうにスキップするその素敵な心を、どうかこの先も失わないで。
成長の過程で、どこかにしまいこんでしまったとしても、どうか手放さないでいて。
そして、そんな素敵な心を、年齢や時代と合わないからと笑ったり、軽んじず、無理して受け入れる訳でもなく、ただ自然に受け流してくれる世の中でありますように。
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