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”ゆうせんじゅんい”のはなし

優先順位
複数の事柄について順に着手していく際の順位。収益や業務効率といった特定の観点から見て、どの程度重要であるかを主な判断基準とする。

実用日本語表現辞典より


はるちゃんとあきちゃんは仲良しです。

今日ははるちゃんが
「お部屋のもようがえをするの。あきちゃん、手伝って!」
と言ったので、あきちゃんははるちゃんのお部屋にやってきました。

はるちゃんは、
「とにかく、お部屋にあるものをろうかに出そう!」
とどんどんどんどん、ろうかに出していきます。

あきちゃんは、
「こんなにろうかがものでいっぱいになったら、歩くのも大変だよね」
と使わないものを箱に片づけていました。

それを見たはるちゃんは
「あきちゃん!まずはお部屋にあたらしいものを運ぶのが先だよ!
 片づけはあとでいいの!」
と言いました。

あきちゃんは
「わかった、そうするね」
と、はるちゃんの言うとおりにしました。

あきちゃんは、片づけをすることを”ゆうせん”しようとしました。
はるちゃんは、お部屋にものを運ぶことを”ゆうせん”しようとしました。

あきちゃんははるちゃんの言うことを聞きましたが、
あきちゃんがなにも考えずに動いていたわけではありません。
はるちゃんと考えかたがちがったというだけです。

どちらが正しい、どちらがまちがいということはありません。
考えを言う、考えを聞く。
それがたいせつなのです。


本日の上司との一コマ。上司の指示にただ従うマシーンとなっているようで、良くないと感じました。(はるちゃんが上司です)
私も考えていることがあるのに、真っ向から否定されるのはやる気を削ぐ行為かな、と思います。自分がそうならないよう気を付けたいです。

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