私は堤幸彦監督のドラマ作品が好きです。
普段ドラマは見る習慣がないのですが、「堤幸彦監督」ということで毎週かかさず見ておりました。
内容はミステリもので、原作を読むのはドラマが終わってから…と我慢をしていた次第です。
2人の青年が共同経営する「ノッキンオン・ロックドドア」なる、探偵事務所。
2人はそれぞれ、「不可能」と「不可解」を得意分野とする探偵である。
2人で1つの探偵は、互いに補いながら事件を解決していく…。
ドラマを見終わった後なので、「2人の関係性」はわかった上で読んでいます。
原作とは違う面もあると思うのですが、やはりドラマの結末が衝撃的でどうにか原作にて気持ちを補填したいという思いで読んでいます。
この作品は2巻出ているので、気持ちの補填はまだできておりません。
単体のミステリ小説としてはとても読みやすく、1話完結でさっぱりとしています。
個人的に上面図の出てくる小説、とても好きです。
あと「十円玉」事件、ドラマでの演出も内容も好きです。
十円玉でこの人物は何をしようとしていたのでしょうか?
これだけの情報で推測を深めていく様子はなかなか面白いです。
印象に残った部分を引用します。
ドラマを見ていなくても、どうにも氷雨には歪なものを感じる箇所が多数ありました。
お話の結末を期待しながら、次巻を読みたいと思います。