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自分への手紙

○○ちゃんへ

小さい頃からお母さんやお父さんの顔色を見る子でした。
妹が奔放で病弱でもあったため、「私は元気で、イイコでいなきゃ」と思っていたように思います。
学校はあんまり好きじゃなかったけど、休まずに通って、大学まで行って、周りと同じように就職をしました。
やりたいことは特に無くて、仕事は唯一採用してくれたところに落ち着きました。

就職してからも、周りの人の顔色を伺う癖は抜けません。
「私のこと嫌いなんじゃないか」
「私は全然仕事ができない」
「周りの人に迷惑かけてばっかりだ」
そんなことばかり考えて、たまに褒めてくれる人が現れても、
「あの人はお世辞で言ってるんだ」
と卑屈になっていました。

何十年も卑屈に、自己肯定感が低く生きてきたのです。
この人生は生きづらく、なんだか呼吸もしづらくて、生きてる意味も時々よくわからなくなっていました。

そんな私も、「変わりたい」と心から思うように近頃ようやくなりました。
自分の一番の味方は自分であろう、自分の機嫌は自分で取ろうと、ふと思えたのです。

○○ちゃん、何十年も自分のことを苛めてごめんね。
何で自分を信用してあげられなかったのか。
こんなに頑張ってきたのに、否定するばかりで。
これからは私が一番の味方だよ。
ただ今ここにあるだけで、かけがえのない私なんだよ。
だって私がいなければ、私の生きている世界自体が存在しないんだから。

みんな誰でも自分の世界を持っていて、それぞれがかけがえのない存在です。
忘れないで、すべては思い通りということを。

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