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10万年前のこと覚えてる?

2022年11月27日(日)の北海道新聞朝刊の5面に
「核のごみどこへ シリーズ評論45」で、
哲学者の高橋哲哉さんがコメントを述べている。

今まで、原発を建設する際に、
何も考えず、そのまま国にお任せしていた自分。

『自分で考える』ことの大切さを
安野光雅さん、五味太郎さんといった絵本作家から
改めて教わり、いまさらですが、考えるようになった。

すると、この高橋哲哉さんの述べていることは、
「その通り!!」となる。

キーワードは、
「犠牲のシステム」
「10万年という時間軸の問題」
「未来への責任」
「人類の罪」

犠牲のシステムとは、
誰かの犠牲の上に誰かが利益を得るシステムで、
日本の安全保障は、沖縄の犠牲による。
都市部の電力保障は、福島の犠牲による。
「それだけ金をもらってきただろう!!」という声が聞こえそうだが、
「金で換算するならば、全然足りないぞ!!」と個人的には感じている。

10万年という桁外れの時間軸の問題は大きい。
だって、「10万年後って?」
日本語通じなかったりして・・・
もう日本じゃなかったりして・・・
そんなことまでも想像しないとならないくらい先の話。

その未来への責任を我々はとれるのか?
間違いなく、とれません!!

原発はそういう人類の罪なのに、
そちらを再度稼働する動きに向かっているこの国は、
まさに「喉元過ぎれば、熱さを忘れる」である。
どうも最近の政治家の上記のような判断は、
日本人を「ばかにしている」としか思えない。

もっと、国民を信じて全体で話し合えばいいのです。
どんだけ話し合っても、10万年をこすことはないでしょう。
ちゃんと議事録をのこしておけばね!!

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