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またもや、絵本の奥深さを知る

久しぶりのテキスト投稿です。
福音館書店 月刊こどものとも年中向き 2022年3月号
折り込みふろく「絵本のたのしみ」の中の
「絵本をひらく」第12回 山口雅子さんのお話です。

ざっくりまとめると、ある女子中学校で「ワークライフバランス」
について考えるというキャリア教育の授業の中で、
生徒たちの多くが、「お母さんはいつも忙しそう」と思っていたと。
そんな母親との、幼いころの「楽しかった思い出」を問うと、
TOP1・2は、「おしゃべりしながら保育園から帰ったこと」
「絵本を読んでもらったこと」だったというのです。

そのことに対して、山口さんが、「どちらも日常生活の一コマ」で
「お母さんの手やからだのぬくもりや、声が聞こえる思い出」だと。
そして、その内容は、ひとりひとり違ったであろうが、
どれもかけがえのない、その子だけの体験として、心に積み重なって
いったのでは・・・と述べています。

時間が経ってからも、
それぞれの深ーいところに染み込んでいるからこそなのではないかと、
この部分を読んで、「絵本ってやっぱり奥深いなぁ」となりました。

我が子が、最近「お父さん、これを読んで!!」と
数冊を、時間をかなり掛けて、選んで持ってきます。
読む順番もちゃんと決まっていて、
読み終えると、なんか独り言を言いながら、
また別な遊びを始める我が子。

山口さんの話のように、大きくなってから・・・
という変な期待はしないが、
何とも幸せな時間であることは、間違いないかと。

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