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正解は一つじゃない

○活が苦手だ。
就活、婚活、妊活、終活、パパ活(違うか)…。
例えば就職活動、いわゆる就活を通じて自己成長につながり自分を売り込むことが将来的なプレゼンテーション能力の向上につながる、うんぬんかんぬんと某大手リクルート会社が話していたのを学生時代に聞き流していた。

僕は自分の思い通りのキャリアを歩んでこなかった。

主体的ではなく場当たり的というか、たまたま様々な偶然と縁に導かれ現在の生活ができていることに感謝している。

昔、「置かれた場所で咲きなさい」という本がベストセラーになったが、別に花を咲かせる必要はないのである。

今、居る場所が自分にとって居心地がよければ地中深くに根を張る植物のように自分の周囲の人や物を慈しめばよい。

たしか五木寛之「大河の一滴」にもそんなことが書かれていたような気がする。

上辺ばかりを撫で回されて
急にすべてに嫌気がさした僕は
僕の中に潜んだ暗闇を
無理やりほじくり出して もがいてたようだ

真実からは嘘を 嘘からは真実を
夢中で探してきたけど

今 僕のいる場所が 探してたのと違っても
間違いじゃない きっと答えは一つじゃない
何度も手を加えた 汚れた自画像に ほら
また12色の心で 好きな背景を描きたして行く

Mr.Children「any」

○○活動ではオーソドックスな「正解」があり誰かが思い描く理想形を皆が追及する節がある。

必ずしも皆と同じ方向を目指す必要はないのである。

だって、人生に唯一の正解はないのだから。

数学が登山に似ているように問題へのアプローチは人それぞれだ。
自分が歩きやすい道を自分のペースで着実に進めば良いと思う。途中で休憩したり道草したりして時間がかかってもプロセスを楽しめれば、それはそれで良い。他人のペースに合わせる必要はないのだから。

先を見据えることも大切だが足下の小さなシロツメクサを美しいと感じる感性も大切にしてほしい。

今日も皆様にとってよい一日でありますように。
別解を楽しんでみよう。

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