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365日後に育休復帰する父(66日目):久々の職場

 6月に入り、監査の季節がやってきました。

 というわけで事務の先生にお呼ばれし、書類の提出や記入のために2ヶ月ぶりの職場へ。

○心細い職場への道

 職場へ行くにあたり、「迷惑でなければ娘も連れて行っていいですか?」とあらかじめ許可を取っていたのですが、家を出る際スヤスヤ寝ていたので置いていくことに。

 娘を連れて行けば、構ってもらったり会話が広がったり盛り上がるかなあと思っていたのですが仕方ないですね。

 2ヶ月ぶりに行く職場に何故かドキドキしながら通い慣れた通勤路を運転していました。

 職員室に着くと差し入れを事務の先生に渡し、隅の一画で書類の記入。まさか自分がお茶を出してもらう側になるとは思ってもいませんでした。

 書類の記入後は校長先生に挨拶。校長先生は今年度異動してきたので、初日の職員写真撮影ぶり、二度目ましてです。

 軽く話をした後、「遠慮せずにいつでもおいでね」と言ってもらいましたが、どのタイミングで行くものなのでしょうか。とりあえず秋の運動会は見に行く予定ですが。

 帰り際、去年学年を組んだ若手の先生が話しかけに来てくれたのは嬉しかったです。今年度は6年生ということで、なかなかに大変そうでした。頑張れ。

○差し入れ問題

 今回悩んだのが、職場に差し入れを持っていくか否かという問題。

 自分が採用された初年度は、「新規採用や異動した際には新任校に差し入れを持参する」とか「長期休業明けには、帰省先や旅行先のお土産を配る」みたいな不文律がギリギリ残っていました。

 ただその後すぐに、「新任校への差し入れは必要ない、持って来ても受け取らない」という市からの通達が出たり、「職員間でのお中元やお歳暮は渡さない」という校長からのアナウンスがあるなど、そういった風習はなくなっていっています。

 ただ自分は地元が遠いこともあり、帰省した際のお土産は話のネタとして学年やブロックにだけ買ってきています。

 話は戻って、今回の育休に際しての差し入れですが、正直自分は必要ないかなーと思っていました。

 年度の切り替わりのタイミングで丸々1年休むし、自分の担任業務を途中で誰かに代わってもらうわけでもないので、他の先生に特に迷惑をかけるわけではありませんしね。育休代替の先生も見つかったので、欠員も出ずに新年度スタートしています。

 ただ「特に必要ないだろうな」と思いつつも、これまでの先生方が差し入れをしてくださっているので、その流れを断ち切ることはできませんでした。校長先生からも「別に気を使わなくていいのに」と言ってもらいましたが。

 こんなプチ葛藤があったので、差し入れをした方がいいのか、しなくてもいいのかというのが気になったので書いてみました。

 ちなみに自分が差し入れをもらう側だったら「なくてもいいけどもらえたら嬉しい」派です。

○終わりに

 この差し入れ問題、巷では産休クッキーの件で大盛り上がりですね。産休クッキーは、今回の自分の件とはまた少し方向性が違いますが。

 「渡されるのが嫌ならもらわなきゃいいじゃん」っていうのが自分の意見なんですが、どうやらそう簡単な問題ではなさそうですね。

 産休育休に入った場合は代わりの先生が補充されるという仕組みが整っているから、「そんな責めることないやん」と呑気に言えるのでしょうか。自分も独身かつ仕事を割り振られる立場だったらイラッとしてしまうのかなあ…。

 ただやっぱりクッキーを配っている側も、「仕事に穴を空けて申し訳ない」という気持ちがあるから差し入れをしている訳で、それに対して「配慮が足りない」と批判するのは何か違う気が。

 素直に善意を受け取ってもらえる世の中になってほしいものです。

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