寝かしつけはアンラーニング:365日後に育休復帰する父(95日目)
アンラーニング。それは学びほぐしとも言い、新しいことを覚えるために以前学んだ知識や技術を忘れることです。
初めて大学で言葉を聞いた時には、「忘れるだけの事をかっこよく言いすぎでしょ」と思っていました。しかし、寝かしつけこそまさにこのアンラーニングだと最近とみに感じます。
娘の寝かし付けテクニック、その変遷を追ってみましょう。
○横抱き〜縦抱き時代
自分が初めて覚えた寝かし付けテクニックは横抱きです。まだ1〜2ヶ月の頃だったでしょうか。
横抱きしてトントンしていれば眠ってくれるイージーモード。我が娘は寝付きも比較的いいし背中スイッチもないので、この頃はあまり苦労した記憶はありません。
その後、横抱きでは満足しなくなって縦抱きでないとグズるようになります。2〜4ヶ月位ですかね。この頃になると体力もついたのか、最長で1時間半くらい格闘した日もありました。
最初の頃は、縦抱きをすると落っことしてしまうかもと思い私が怖がっていましたが、妻に色々とコツを教わり、楽にガッチリ抱けるテクニックを習得しました。今でもそのテクニックは役立っています。
○横向きトントン時代
縦抱き時代と同時並行で、横向きトントンでスッと寝る時期もありました。寝返りをしようとするようになってからなので、3〜4ヶ月位だったでしょうか。
これが使える間は大助かりで、寝ている途中に急にグズっても横向きにして背中をトントンすれば再度寝入ってくれていました。この頃に戻ってほしい…。
○指握らせほっぺくっつけトントン時代
長いですが、この見出しが全てを表しています。片方の手は娘に差し出して指を握らせ、自分のほっぺを娘のおでこ辺りにくっつけ、もう片方の手で胸をトントンする、という豪華フルコース。
この時期、娘は熟睡する前に頭をブルンブルン振っていたので、ほっぺをおでこにくっつける時は頭を振れる程度のゆとりをもってくっつけていました。
この時期はだいたい5ヶ月になるかどうかくらいでしょうか。だいたい同時期に、妻が脱抱っこ寝できるように頑張ろうと言っていたので、よっぽどの大泣きの時以外は抱っこせずに寝かしつけをしていました。
○脇挟み時代
5ヶ月を過ぎ、寝返りや寝返り返りを習得すると転がるのが楽しいのか、寝なければならないタイミングでもコロコロコロコロ転がってしまいます。
そこで考案されたのが脇の下に挟んで動きを封じる事。元々2ヶ月頃から妻と同じベッドで寝ており、妻の脇の下がお気に入りスペースだったそうで。
父の脇の下も最初は泣いていましたが、慣れると落ち着くのかスッと寝入るように。どちらかというと右より左脇の下の方がお好みみたいです。
○そして現在…
そして迎えた半年とともに胃腸炎。胃腸炎の間はさすがにキツいのもあり勝手に寝てくれましたが、治って元気になった今は脇挟みも効かなくなりました。現在、新たな寝かし付けテクニックを編み出すため試行錯誤中です。
特に最近はよく叫ぶ。夜中だろうがなんだろうがお構いなしに「キャーッ!」と叫びます。泣くんならわかるんですが、この叫びはなんなのでしょうか…。
縦抱きをすると落ち着きはしますが寝入るまではいかず、布団に置くとコロコロコロコロ。暴れるだけ暴れた後、急に電源が切れたように寝る、という感じです。不思議だ…。
○終わりに
このように、月齢によって寝かしつけの方法はどんどんと変わっていったこの半年。娘の体力もだんだん付き始め、できる事が増えていくにつれてそれに合わせた寝かしつけになっていっています。
少し経つとすぐに前の寝かしつけテクニックが使えなくなる。これこそまさにアンラーニングだなと思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?