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事業承継、M&Aはむずかしくない!!② 2023.7.2 発行

こんにちは。元外資系生保の小松豊です。

2021年に独立し、事業承継・M&A、富裕層営業に
関わるコンサルタントをしております。


このメールマガジンは、当社セミナーにご参加頂いた方、
「小松豊」、「株式会社ブレインサポート」と名刺交換、
何らかのコンタクトしていただいた方に送らせていただ
いております。


おはようございます!

先日のメルマガ、拙い文章でしたが、いくつかご感想も
いただき、ありがとうございました。今後書いていく上
で大変参考になります。

本日は、事業承継コンサルの現場での話です。

事業承継、M&Aのコンサルで企業さんに入らせていただくに
当たり、まずは現経営者(後継者がいる場合は後継者も)に
インタビューします。

後継者が同席される場合も多いですが、別々に面談すること
もあります。今は、できれば別々の機会も取っていただける
とベストだと考えています。

なぜかというと、現経営者の前だと、後継者は本音を話さな
いことが多いと感じたからです。
今時の若い人が?と思われるかもしれませんが、実際そのよ
うな場面によく出くわします。

そもそも現経営者は、代替わりをするまで企業を成長・発展
させてきた方々なので、エネルギーの高い方が多いのです。
その現経営者の前でより、後継者とは別の場で話したほうが
本音を聞けるのです。

中小企業の場合は、今でも身内から後継者が選定されること
が多いですが、親子関係であればなおさらです。

特にこれまでの高度成長期を生きてた経営者は成功体験を持
っている方も多いので、中には、御本人が自覚していなくて
も、「自分がやってきたやり方で続けていけば、大失敗はし
ないだろう」、「自分も先代からいきなり引継いだが、何と
かなるものだ」という思いがある方もいらっしゃるように感
じます。特に口には出されることは少ないですが。

しかし、後継者になる方々も時代の変化に対して敏感な方も
多く、「今のビジネスモデルで、今後も事業を継続して成長
させることができるだろうか?」と真剣に考えている方も多
くいます。

ただ、後継者が現経営者の前で、思っている内容をそのまま
話すと、関係が近いだけに、ほぼ喧嘩になります(笑)

おまけに、互いに考えていることが正論だったりするので、
結論が出ない・・・
こうなると、ドンドン時間が過ぎていき、気がついたらお互
いに「良い歳」になってしまいます。

ただ、このプロセスを踏まずにただ承継だけしてしまうと、
後々方向性を修正するのは大変な作業です。

そんな時は、第三者が入った方がいいケースが多くあります。
両方の立場を理解し、ビジネス上も将来を見据えて寄り添っ
ていける存在。

身近にいる士業の先生、各種営業マン等で信頼を得ている方
々等がその役割を担っているのを見ることもあります。

もちろん身内にそんな存在がいれば最高ですが、この仕事を
始めて経営者とより深く関わるようになってから、改めて知
ったことが一つあります。

それは、事業承継やM&Aというのは、会社にとっては一大プ
ロジェクトなので、「あまり人には言いたくない」、「進め
ていることを知られたくない」、「誰に相談して良いかわか
らない」という心理が働くということ。

特にM&Aは、秘匿性を必要とするプロジェクトなので、尚さ
らです(M&Aについては別の回に書きます)。

そのような場面では、身内であっても相談しにくい場合が
あります。そんな時こそ、信頼できる第三者の存在が必要。
これは、個人の相続対策でも同様です。

先代の成功パターンは取り入れながらも、次世代の後継者
が自分のビジネスとして、心から取り組みたい事業にして
いくには、どんな方向が良いのか。

ビジネスモデルの確認と再構築、株式の承継計画やスキー
ム、その両輪を理解し、経営者に寄り添って伴走して行け
る存在。
当社は、微力ながらそのような存在を目指しております。

身近にそんな存在はいらっしゃいますか?

長くなりました。
今日はこの辺で終わりたいと思います。

ではまた次回!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

*近々に、「事業承継においてのM&Aの活用(仮)」を
テーマとするセミナーを行う予定です(WEBの予定)。

改めてご案内をさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

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