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【PODCAST書き下ろし】谷さんの観劇日記2021年8月(全2回)その1

【山下】皆さんこんにちは『みんなで語る小劇場演劇』のお時間です。私はポッドキャスター&MCを務める山下です。そして東北新社のポッドキャスター。

【谷】谷と申します。よろしくお願いいたします。

【山下】2021年8月、谷さんの観劇日記ということで、谷さんよろしくお願いします。

【谷】よろしくお願いいたします。

【山下】2021年8月は何本ご覧になられたんですか?

【谷】8月は8本ですね。

【山下】リストを出しますね。8本。

【谷】曰く因縁もあるのでそれは後でご説明申し上げますけれども、純粋に8本です。

【山下】このグレーの濃いところは観られなかったやつですね。

【谷】はい、そうです。

【山下】ということで8月に8本と覚えやすいですね。

【谷】毎月よりはちょっと少な目です。

【山下】でも週に2回観ているというのは素晴らしいと思います。

【谷】適度なペースです。

【山下】これでも年間いくと100本近くなりますからね。ということでこのリストと共にまたお話をしていきますが。1番、MITAKA“Next”Selection 22nd、劇団普通『病室』というやつですけれども、これはどんな感じのお芝居だったんでしょうか?

【谷】チラシがこちらですね。劇団普通という劇団で『病室』というタイトルで。前においでいただいた。

【山下】三鷹の森元さん。

【谷】三鷹芸術文化センターの森元さんの毎年セレクトしている劇団。今回2劇団出ているんですけれどもその内の最初のほうの『病室』ということで「劇団普通」さんです。

【山下】「普通」珍しい名前ですよね。

【谷】作・演出が石黒麻衣さんという女性の方です。この作品は再演作で、池袋で2年前に。

【山下】やってたんですね。

【谷】スタジオ空洞というところでやってたのを、どうやら森元さんが。

【山下】ご覧になられた。

【谷】これは素晴らしいということで。小さい小屋だったのでMITAKA“Next”Selectionの22回目のセレクト作品になったということです。

【山下】あれですよね。茨城弁。

【谷】そうですね、全編茨城弁なんですけれども。石黒さんの作演出作品って僕も今回初めて観たんですけれども。

【山下】私も初めて観ました。

【谷】いわゆる会話劇と言われる作品とはちょっと違って、どうやら世の中では態度劇というふうに言われているらしいですね。

【山下】本当ですか? 初めて聞きました。

【谷】会話における間とかリアルな動きによって、緊張感を劇に観せている。

【山下】身体を使ったことによる緊張感とか独特な間が。なるほど。

【谷】そうですね。それがリアリティを追及しているということらしいです。

【山下】だから普通なのかな? 劇団普通というタイトルすごいですよね。

【谷】この作品はタイトルの通り入院病棟の1病室の。

【山下】4人部屋ですよね。

【谷】4人部屋の話なんですけれども。それと訪ねて来る家族、病院関係者ですね。

【山下】看護師さんとか。

【谷】看護師さんと、なんて言うんですか? リョウヨウ士……。

【山下】理学療法士。

【谷】あと先生ですね。それで茨城の入院病棟の部屋でございまして。

【山下】脳神経とか脳血管とか循環器系のところの入院患者がみんな入ってますね。

【谷】チラシにもありますけども車椅子に乗っている方が2人おられたり、いろいろあるんですけれども。

【山下】パラリンに乗られているわけですね。

【谷】そうです。僕自体は入院の経験ってないんですけど、山下さんはちょうど……。

【山下】去年癌で手術して2週間くらい入院してたんで。僕も4人部屋でした。面白かったですね。

【谷】僕は親父のとき付き添いとかもあったのでなんとなく雰囲気は分かるつもりでした。この劇って音がほぼなくて。

【山下】音楽がね。

【谷】音楽なしで、白とグレーを基調にしてベッドもベッドじゃないんですよね。グレーの台かなんかなんですよね。

【山下】そうですね。ストレッチャーではないのかな。

【谷】本当に作った造作物なんですけど。会話とつぶやきと出来事で不安とか希望とか患者の現実とか過去とか、病室内リアルに表して。でもその中で笑いがあるという、なんかすごい良い芝居観たな、って感じでしたね。

【山下】面白かったですよね。僕も入院してたので。入院しているとですね、自然と他の方の会話が聞こえてくるからその人の人生を想像してしまうんですよ。会話から。

【谷】用松亮さんというちょっと太めの方がおられて。

【山下】用事の用と松と書いて。あの人面白いですね。

【谷】あの人が佐竹さんという患者役なんですけど。

【山下】「母ちゃんが来たよ、良かったな!」っていう感じで言うんですよね。

【谷】いきなり人のことを「父ちゃん」って言うんですよね。

【山下】「父ちゃん、母ちゃん」「おい、父ちゃん」とかってね。

【谷】「おい、父ちゃんよ、父ちゃんよ、なんとかでしょうよ」って言うんですよね。

【山下】あれが茨城弁なんですかね?

【谷】そうなんでしょうね。それがリフレインでなんかすごく心に響いてきた感じで。

【山下】口が悪いと思ったらすごくいい人だったということが後で分かるのね。みんなのことを心配してて。

【谷】だからこれが石黒さんの作る劇なんだな、という感じですね。

【山下】そうですね。石黒さんも看護師の役で登場されてましたね。

【谷】看護師の役と2役やってましたよね。石黒さんは佐竹さんの妻役でパジャマで最後出てこられたんですよ。

【山下】病室で入院していると自分が悪いのに相手の病状を気遣ってしまうというですね。あの独特な感情になっていくのが面白いなと思って。あれは、すごい共感しました。

【谷】佐竹さん自身が車椅子なのでベッドでも自分で横になれないんですよね。自分で倒れたりすることもできないので、そうすると必ず。

【山下】介助ね。

【谷】担当看護師を呼んでということ。それも自分で呼べないから周りの小林さんだったかな、を呼んで呼んだりということで。

【山下】一体感がね。

【谷】本当に森元さんのプロデュース力は素晴らしいなと思って。

【山下】リアルで。

【谷】感心しました。本当に静かなドラマでね。

【山下】本当は山内ケンジさんとのアフタートークに行きたかったんだけどね。スケジュールが合わなかったんですよね。ということで劇団普通『病室』でした、ということで谷さんよろしいですか?

【谷】大丈夫です。

【山下】2本目がですね、大パルコ人④マジロックオペラ『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』というPARCO劇場で。宮藤官九郎さんの作・演出ですか? チラシをですね、これでかいですね。

【谷】これ大きめのやつで。

【山下】(ただし屁が出ます)の屁のところにね。

【谷】屁が本当に出ちゃうんですよ。

【山下】レインボーカラーの屁が出てますね。

【谷】これはクドカンさんによるロックオペラシリーズというのがPARCOでやっていて。

【山下】あれはPARCOになるのか。

【谷】それで大パルコ人の「第4弾」なんですね。戦争で崩壊した2055年の渋谷の街……なんで2055年だったかちょっと忘れちゃいましたけど。

【山下】2055年の話なんだ。

【谷】そこを舞台にして特殊能力を持っている若者たちとか、その周りの人たちとか、おじいさんとか。おじいさんがクドカンなんですけどね。そんな感じでいろいろとドタバタやりつつ。
クドカンさんと……のんさんが主役で『あまちゃん』以来8年ぶりでタッグを組んだそうです。

【山下】そっか『あまちゃん』のときの脚本がクドカンさんだったから。

【谷】やっぱり人気がありますし村上虹郎くん。

【山下】も、出てるんですね。

【谷】あと藤井隆さんですね。ここが外の方々、他にもいるんですけれども。あとは大人計画の面々が固めて。ロックオペラなので生演奏ですね。

【山下】のんもギターを弾いた?

【谷】今回もギター弾きました。全国でやってるからまだ……。

【山下】今、大阪でやってますね。あと仙台。

【谷】大阪でやってその次、仙台かな。

【山下】仙台はクドカンさんの生まれ故郷ですから。

【谷】山下さん世代的に大江千里って知ってますか?

【山下】だって私、大阪の千里にある学校行ってましたから。

【谷】そっか。今はジャズピアニストになって全然感じ違うんですけど。藤井隆が大江三千里という名前になってやっていて、当時の大江千里のヒットメドレーとかもやってるんですけど。渋谷に三千里薬品ってあるじゃないですか? そこもかけて。

【山下】そこも……。

【谷】2幕構成だったんですけど、客席にはブーブークッションが置いてありまして最後のほうでみんなそれで屁を鳴らすんです。

【山下】最後に? 最後に鳴らすって置いてあったら鳴っちゃうじゃないですか。

【谷】みんな持ってる。

【山下】手に?

【谷】持ってるかカバンの中に入れてるんだけど、ちゃんとクリップして。

【山下】じゃあ屁を出すためにみんなそれを準備してくださってるんですね。書いてあるの?

【谷】書いてないんですよ。

【山下】みんなそれ分かるんですか?

【谷】分かる。みんなそれをそっと鳴らさないように。

【山下】さすがですね。さすが(屁が出ます)って書いてあるだけあって分かるんですね。

【谷】抜けちゃう人もいるわけですよ。

【山下】空気がね。

【谷】そうすると幕間で補充してくれる。この時期なので絶対口で膨らませないでくださいと。

【山下】コロナがあるから。

【谷】本当は宮藤さんは休憩なしで2時間15分でできるんだったんだけれども、それを目指してたんですけど、クオリティアップのために休憩を入れて2時間45分に仕立て上げたと。

【山下】それは俳優の人たちが高齢化が進んでいるからと。

【谷】そういうことです。

【山下】宮藤さんももうすぐ50代じゃないかな。

【谷】本人もそんなもんですかね。なかなか大笑いというか小ネタ大ネタ……。

【山下】小ネタとか三千里とか大江千里とか。いろんな実名が出てきてパロディになっていて。

【谷】そうですね。面白かったですね。

【山下】割とスラップスティック・コメディみたいな感じなの?

【谷】なんて言ったらいいのかな……とにかく展開が早いですよ。

【山下】だからクドカンさんの舞台はドラマと全然違いますよね。

【谷】全然違います。

【山下】そこはそこですごく一見の価値が。

【谷】本当にくだらないネタをやったりね。下世話なネタもやるし。

【山下】テレビ局のプロデューサーが怒り出すんじゃないかというようなことができるのが舞台のいいところですよね。それで、のんとかも乗ってやってくれるのも。

【谷】彼女も舞台役者としても本当にいい感じでやってますね。

【山下】ということで(ただし屁が出ます)はタイトルでなく『愛が世界を救います』が、ですね。失礼しました。これが谷さんの8月の2本目でした。

3本目がですね、ハイバイの『ヒッキー・カンクーントルネード』「拝み渡り」チームというんですか?

【谷】これは2つのチームで交互にやっていて「拝み渡り」チームというのと「トペ・コンヒーロ」チームというのがあって日替わり……。

【山下】トペ・コンヒーロってどういう意味?

【谷】分からない。たぶんメキシカンの技かなんかじゃないかな。

【山下】これプロレスの真似をするという引きこもりの姉妹の、違うか、兄と妹か。

【谷】妹自体は引きこもりじゃなくて。

【山下】お兄ちゃんが引きこもりなんだね。

【谷】本当は去年これやるはずだったんですけど。

【山下】1年延びちゃった。

【谷】流れて。本当はこの『ヒッキー・カンクーントルネード』と『ワレワレのモロモロ』という……お見せするのこれですね。

【山下】岩井さんの、これも昔やってましたよね『ワレワレのモロモロ』。

【谷】それで2本立てで。

【山下】去年?

【谷】去年やる予定だったんですけど、結局形を変えて1本を2チームでやるということにしたと。

【山下】その2チーム分の出演者が出てるということか。なるほど。

【谷】「拝み渡り」と「トペ・コンヒーロ」と。僕は藤谷理子さんが出てるので「拝み渡り」に。

【山下】藤谷理子ファンとしては。

【谷】初日でしたけどね。

【山下】すみだパークギャラリーSASAYAってすみだパークシアター倉を新しくしたやつでしたっけ?

【谷】じゃなくて。

【山下】場所が違うのか?

【谷】僕はそうだと思ってたら、挟んで2つあるんですよ。

【山下】すみだパークギャラリーって今2つ劇場があるんだ。

【谷】「倉」と書いて「そう」というのかな。

【山下】「倉」ですね。

【谷】倉とSASAYAってあって、真ん中に喫茶店があるんですけど。SASAYAというのは平場のどちらかというとこまばアゴラ劇場的なフリースペースっぽい感じですね。

【山下】大きさも?

【谷】大きさもそんな感じです。ちょっと横長なんですけど。もう一つの倉はきちっとした。

【山下】そうですよね。大きいですよね。じゃあそっちは割と入る人数もそんなに沢山入らないんですか?

【谷】そうですね、限られた人数でやってましたし、コロナの関係もあって。

【山下】密を避けるように。

【谷】間を離して。

【山下】それは貴重な公演になりましたね。

【谷】そうですね。これは岩井俊二さんというハイバイの主催者が、元々16歳から20歳まで引きこもっていた……。

【山下】映画監督の岩井俊二さんとは違うよ。岩井秀人さんです。大変失礼しました。

【谷】岩井秀人さん本人をモデルとしてハイバイの旗揚げ作品なんですよね。

【山下】そうですね。僕も昔アトリエヘリコブターで何回か観ました。

【谷】それで後々ハイバイとかこの岩井さんの作品でよくやるパターンなんですけど、男性俳優が普通にお母さん役を女らしくなくやっちゃうという手法もここから生まれたらしくて。そして再演も何度もやってらっしゃいますよね。

【山下】何回かやっていますよね。

【谷】内容は引きこもっているプロレスラーを夢見ている。

【山下】お兄ちゃんね。

【谷】ヒッキーなんだね。引きこもりヒッキーの登美男くん。妹の綾が唯一の理解者であって、そこにお母さんが心配して出張お兄さんを連れてきたわけですけども、それに一時は説得されるんですが逆に一緒に引きこもってしまうと。

【山下】出張お兄さんも?

【谷】そうですね。続いてまたカウンセラーがやってきて外に出そうとするんですけど……というような話で。エンディングに、街にみちのくプロレスの興行がやってくるシーンがあって最後どうだったのかちょっと明確に覚えてないですけど。

【山下】こないだこの小劇場の梅山さんがプロレスが。

【谷】それで僕もみちのくプロレスを思い出したんです。

【山下】みちのくプロレスが面白いって言うから、どんなんですか? って。

【谷】ザ・グレート・サスケというのがいるんですよ。

【山下】谷さん見たことあるんですか?

【谷】テレビではありますよ。

【山下】有名なんですね。そんなのがあることすら知らなかった。

【谷】その道では。

【山下】ということでプロレスでつながりましたが、岩井さんの代表作とも言える『ヒッキー・カンクーントルネード』。
岩井さんは割と自分の周りの人と自分との関係の話とか、家族の話とか、人から聞いた話を演劇にしたりとか多いですよね。

【谷】多いです。自分の引きこもっているときの話、お父さんのこととか結構シビアにやったり。

【山下】それがすごく岩井さんの創作の面白いところだなと思いますが。これAmazon Prime Video チャンネルでやってるの?

【谷】独占見放題ということで。日本映画チャンネルじゃないですかね?

【山下】過去のやつが見られると。

ということでこれは谷さんの8月の3本目で『ヒッキー・カンクーントルネード』でした。

次はこまばアゴラ劇場でコメディアス『段差インザダーク』。この段差は階段の段に、A-Bの差を求めよの差です。映画の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』ではありませんので。

【谷】それにかけて作ってるんでしょうけれども。

【山下】どんなお話だったんでしょうか? チラシはどれ?

【谷】チラシの通りの作品なんですけど。結局段差の話なんですよ。

【山下】すごい分かりやすいじゃん。段差があると荷物運べないから。

【谷】そうです。このコメディアスというのは東北大学出身の人たちらしくて、演劇部のメンツが東京就職を機に。すぐじゃないみたいですけど初の東京ホーム公演だということで。

【山下】珍しいね東北大。

【谷】演劇のみならず落語とかコントとかもやるという劇団のようです。

【山下】そういうお笑い系が。この作演出鈴木あいれさんって男性なんですか? 女性?

【谷】本人も出てこないし分からなかったです。

【山下】もしかしたら社会人をされてるのかもしれませんね。

【谷】芸名かもしれないですし。新大陸の古代文明の遺跡で王位の象徴レガリアというものが発見されて、それを研究のために段差に乗せて、要は段差だらけの場所なんですよ。段差を作って。

【山下】わざとね。研究用に?

【谷】それを運び出すという。言ってみれば単純な話なんですけど。

【山下】まさにコントみたいな話ですね。

【谷】ちょっとね、先が読めちゃう感じだったのでそこは残念だったな。

【山下】設定の先が読めてしまったと。

【谷】僕は最初このチラシを見る前ちょうどパラリンピックもあるから、車椅子の方って段差の辛さってあるじゃないですか? そこが入ってるのかなと思っていたら本当にコメディアスというのはそっち方面ではなくて、どちらかというとお笑い系なのでそれに徹して馬鹿馬鹿しくやっていたという感じです。

【山下】しかし意外なものがなかったと。割と想像通り進んでしまったので笑いが強く起きなかったということだったんですね。じゃあがんばっていただいてですね、次回作もっと面白いやつを。

【谷】そうですね。またたぶんアゴラ辺りで出てくると思いますので。

【山下】お笑いが1番難しいですよね。お笑いは上手くいかないとなかなか機能しなくなっちゃう。

【谷】ちょっとね、寂しくなっちゃうんですよね。

【山下】そう。ただウケるとどっかんどっかんと本当に劇場が震えるほどウケますから、それを経験するとやめられないという感じですけどね。
ということで4番目はコメディアス『段差インザダーク』でした。

それで間にですね中止と書いてある『カノン』ですが、東京芸術劇場。

【谷】これはですね、去年の3月に予定されてたんですけど、1番最初のほうに中止になっちゃった作品で。

【山下】3月の公演が中止になって8月に延期になったということ?
【谷】そうです。今年8月24日に初日をやる予定だったんですけど陽性者が出ちゃったので、24日から5公演中止になって。僕は2日目に取ってたので行けなかったんですよ。それでなんとか9月の後ろのほうで空きがあったので取ったら間違えてマチネを取っちゃって。

【山下】昼間ですね。

【谷】当日のソワレに行っちゃって。

【山下】そしたらもうチケットありませんよと。

【谷】もう発券済みですって言われて、そんなバカなって言って。しょうがなしに帰りました。

【山下】カノンを聞きながら帰ったと。

【谷】聞きませんでした。泣きながら帰りました。

【山下】聞かないの? 帰りにカノンをぐるぐると聴いて、泣きながら、いい話じゃないですか。ご縁がなかったんですね。

【谷】ご縁はね、面白いことにこの『カノン』に緒形直人さんと仙道敦子さんの息子さん、仙道敦というのかな?

【山下】苗字は仙道なんだ。

【谷】仙道じゃない、緒形敦。緒形直人が僕の家の近くに住んでいて、たまたま幼稚園がうちの娘と同じではないんですが、学年が違っていて。

【山下】でも近いんですか?

【谷】たまたま緒形直人のお兄さんの息子が入っていて、それで仙道敦子が運動会に遊びに来てたんです。それでそのちっちゃい坊やが子供競争で走ってるのを見ていて「あれが二世同士のあれなのかな」と思って楽しみにしてたんですけどね。残念でした。

・・・・・・・・音源ここまで・・・・・・・・

---- 担当: ブラインドライターズ 角川よりこ ----
この度もご依頼をいただきまして誠にありがとうございました。
今月も谷さんの観劇日記を楽しみにしておりました。
私も入院経験があり、病室での独特の助け合いの雰囲気など懐かしく思い出しておりました。「ソワレ」と「マチネ」という業界用語なども知ることができ少しずつ演劇の世界が広がり楽しく拝聴しております。
来月はどのようなお話をお聞きできるのか、今から楽しみにしております。

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