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くるり「琥珀色の街、上海蟹の朝」

今日の曲は、くるりの「琥珀色の街、上海蟹の朝」。

作詞・作曲は岸田繁。編曲はくるり。

くるりは、立命館大学の音楽サークル「ロックコミューン」出身で同級生だった岸田繁(1999年前期産業社会学部卒)、佐藤征史(1999年法学部卒)、森信行(1999年産業社会学部卒)の3人で結成された。京都出身。バンド名の由来は結成当時の京都市営地下鉄の案内板の矢印が「くるり」となっていたことから。

1995年4月、岸田繁が立命館大学に入学。大学の音楽サークルであるロックコミューンに入り森信行や大村達身と出会う。佐藤征史とは立命館高等学校の1年のときに出会い、高校時代から音楽活動を共にし、大学でも同じサークルに入る。その後、岸田と佐藤が後の「くるり」の原型となるバンドを結成。このときのメンバーは岸田と佐藤のほかに別のボーカリストとドラマーがいる「毒猿ペピヲ」という4人体制のバンドであった。岸田はこの頃から曲を作ってこのバンドで演奏していたが、メインボーカルをとることはなく、あまりいいバンドではなかったとも後に語っている。ほどなくしてバンドのドラマーが辞めたため森を誘う。そしてバンドのボーカリストも脱退したため岸田がボーカルをとることになり以後、スリーピースバンドとして活動してゆくことになる。

1996年9月にアマチュアバンドのコンテストの賞金10万円目的で正式にくるりを結成。しかし、岸田の話によると「普通に結成を持ちかければいいものを、当時凄くひねくれていたので素直に言えず、賞金稼ぎという建前で結成を持ちかけた」という。くるりは優勝し10万円を獲得したものの、すべて打ち上げとパチンコに消えたという。

1997年2月、8曲入りカセットテープ『くるりの一回転』を発売し完売。ラジオ番組にも出演する。程なくしてシュガーフィールズ・原の東京の自宅スタジオでレコーディングをする。Bad News Recordsにデモテープを送ったところ気に入られ、11月にインディーズ1stアルバムである『もしもし』を発売。1998年1月から、ライブハウスツアー退屈退治を11月まで行う。また、5月にはインディーズ2ndアルバムである『ファンデリア』を発売。同月に行われた大阪城音楽堂でのイベント「SWEET LOVE SHOWER」のオープニングアクトや、スピッツが主催する「ロックロックこんにちは!」に出演する。

1999年2月、2ndシングル「虹」をリリース。3月に佐藤と森は無事大学を卒業、岸田は留年することとなった。5月にはワンマン全国ツアー、三日で激ヤセ 驚異のキノコパワーを敢行し全公演SOLD OUT。7月にはフジロック・フェスティバルに出演しその他の夏のイベントにも出演した。2000年8月には共に初開催のROCK IN JAPAN FESTIVAL、サマーソニックなどの夏のイベントに出演する。2001年7月にはフジロック・フェスティバルのFIELD OF HEAVENに出演。8月にはライジング・サン・ロックフェスティバルへの出演やナンバーガールとの対バンなどを行う。

しかし、上記のツアー中メンバー間に軋轢が生じたため、その打開策として外部から新たにメンバーを招聘することとなる。その人物こそ後に正式メンバーとなる大村達身である。しかし当時大村はくるりの曲をまったく覚えておらず、岸田らメンバーは交通費だけ払って帰ってもらおうとしていたそうである。しかしその後、新たな曲作りをする上で大村はくるりになくてはならないメンバーとなり、この年の夏のフェスティバルよりサポート・メンバーとしてライブに参加。そして2001年9月7日、東京都現代美術館でのくるり演奏会「東京ミミック」にて正式加入が発表された。

結成から怒涛の勢いで活躍の場を広げていき、数々のフェスへの出演など華々しいデビューを飾っている。

今回の曲は、2016年7月、メジャー初のEPとしてリリースされた『琥珀色の街、上海蟹の朝』の表題曲。

ちなみに「EP」とは「Extended Play」の略。元々「ドーナツ盤」とも呼ばれていた、シングル盤より収録時間が少し長いレコードのこと。 これがCDの時代となり、シングルより長くアルバムより短い収録時間の作品について「EP」という呼び名が残ったそう。

話は戻って、ゲストヴォーカルにUCARY & THE VALENTINEが参加している。ミュージック・ビデオはタイの漫画家であるウィスット・ポンニミットが手掛けた。

現在、くるりのYouTubeチャンネルで最も再生されている動画である。また、Spotifyなどのストリーミング配信サイトで最も再生数の多いくるりの楽曲である。

ヒップホップ調の可愛らしい楽曲。こういうリリックのセンスが大好き。

カラオケでよく聞くイメージがある。みんなで一緒に「上海蟹食べたい〜、あなたと食べたいよ〜」のとこを歌うと楽しいよ。


今日の写真は、夕方の京都は鴨川。

「琥珀色の街、上海蟹の朝」は散歩する時に丁度いい曲。

この曲を聞きながら川沿いを散歩したらさぞ気持ちのいいことでしょう。


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