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松任谷由実「VOYAGER〜日付のない墓標」

今日の曲は、松任谷由実の「VOYAGER〜日付のない墓標」。

作詞・作曲は松任谷由実。

最近ユーミンばっか聞いてる。

「VOYAGER〜日付のない墓標」は、1984年2月1日に東芝EMIからリリースされたユーミンの20枚目のシングル。

本曲は小松左京原作の東宝映画『さよならジュピター』の主題歌として書き下ろされた。キャッチコピーは「ボイジャーはソルジャーの鎮魂歌。」。

また映画以外にも、1984年ニッカウヰスキー・マイルドニッカのCMソングや、カープラザ店の宣伝も兼ねて「さよならジュピター より」と銘打って三菱自動車のミラージュのCMソング、ギャラン店のCMにも起用された。これを機に、次の代のミラージュ以降彼女の楽曲が三菱車のCMソングとして多く起用されるようになった。

楽曲はTBS系『第4回日本作曲大賞』にて大衆賞を受賞した。番組には電話出演し、受賞の喜びを述べた。

前年の1983年に同名のアルバム『VOYAGER』が発売されるも、映画の公開が遅れたため収録されなかった。アルバムの収録は1984年4月に発売された『さよならジュピター オリジナル・サウンドトラック』、ユーミン単独のアルバムでは1998年にリリースされたベストアルバム『Neue Musik』となっている。

ジャケットのデザインはMr.Children、サザンオールスターズ、SMAP、MISIAなどのCD/レコードジャケットを数多く手がけた信藤三雄が担当。これが彼にとってグラフィックデザイナーとしての初仕事となった。ハードジャケット仕様で初回盤にはステッカーを封入。なお、近未来の衣装を纏ったユーミンのイラストはのちにオウム真理教の幹部となった岐部哲也の手によるもの。

ヨロシクは2021年に公開された東宝・東映系アニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の劇中で使用されたのをきっかけに知った。

この曲は、補完された人類が地上に戻っていくシーンで使われていて、旧劇場版の同シーンでは「閉塞の拡大」という曲が使われているが、偶然なのかどちらもすっごく好き。

今日の写真は、1984年に公開された東宝と株式会社イオの提携による日本のSF特撮映画『さよならジュピター』。

作品の内容は、地球に接近するミディアム・ブラックホールを、木星を爆発させることにより軌道を変更させようとするプロジェクトを軸に、さまざまな人間模様を描いた映画で、人類生存のために木星改造~破壊へと向かう技術者グループと、自然との共生主義を謳う宗教団体のメンバーにも関わらず、教祖を愛するが故にその気を引くためテロリストと化してしまう実は反大統領派に踊らされている女性の一派の対立劇に、お互い愛し合っているにも関わらず皮肉な対立をする主人公とヒロインの要素が加わり、光線銃によるアクションなどの要素も盛り込まれた。

しかし、映画作品としての評価は非常に低く、後年にDVD化されSF映画ファンからyoutubeを含めた解説等で「いろいろ詰め込み過ぎて破裂した」と、各方面で酷評されている。制作費が当初予算の1/3程度に抑えられたうえ、予定していた映画監督の死去などの不運も重なり、当初の詳細なストーリーやプロットを活かしきれなかったためにヒット作とすることができず、制作費の回収も未達という興行的失敗という結果に終わった。ビデオソフトがある程度は売れたうえ、テレビ放映権がフジテレビに売れて地上波のゴールデンタイムで放映されたものの、小松はある程度の借金まで抱えることになった。

まだ見てないからだれか一緒に同時視聴しよ。

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