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銀杏BOYZ「援助交際」

今日の曲は、銀杏BOYZ「援助交際」。

作詞・作曲は峯田和伸。

2003年1月、GOING STEADY解散後、峯田和伸が新たに結成した。当初は峯田のソロ名義で、エレファントカシマシの企画盤『花男』にボーカルのみで参加するなどの活動をしていたが、元GOING STEADYのベースの安孫子真哉とドラムの村井守を誘い、チン中村をギターに迎え4人編成で活動を開始。

今回の曲「援助交際」は、2005年1月15日に『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』と同時発売されたアルバム『DOOR』に収録されている。

本曲はPVが作られており、映像中に当時銀杏BOYZの熱烈な追っかけであった素人時代の鈴木もぐらがライブの観客として映り込んでいる。

この曲は友達がカラオケで歌っていたのをきっかけに知った。

中学生の時に読んだ森絵都の「カラフル」を思い出して、懐かしさを感じちゃった。

今日の写真は、森絵都の小説「カラフル」。

YA小説の代表格とされる。

YA小説とは、英語圏の図書館においては児童文学と文学一般の間、12歳から18歳までの読者を対象に書かれた文学に対してYoung adult (YA)というカテゴリーを設けている。日本では13歳から19歳を読者層として想定している図書館が最も多い。

話のあらすじは、

何かの罪を犯したぼくは魂になってさまよっていると、突然プラプラという天使が現れ、ぼくに向かって「何らかの大きな過ちを犯したため、輪廻のサイクルからはずれてしまい、二度と生まれ変わることはない。しかし、抽選に当たったため、下界である一定期間誰かの体を借り、修行をつんでいく再挑戦(ホームステイ)ができる。前世の記憶を取り戻し、自身が犯した罪の大きさを自覚したとき、魂は体から離れて輪廻のサイクルに復帰することができる」とのこと。

気が進まなかったが、ぼくは3日前に服毒自殺をはかった小林真という中学3年生の体を借り、下界での生活を送ることになった。

心停止し、死んでしまったと思っていた小林真が突然目を覚ますと、当然両親は大喜び。一見普通の家庭に見える小林家ですが、なぜ真が自殺したのか釈然としなかった。するとプラプラは、小林真の記憶を、ぼくの魂に教えた。父親は利己的で、母親はフラメンコ教室の講師と不倫し、真の兄は満は無神経な意地悪男。そして真自身、背が低いことをコンプレックスにもち、友達も恋人もいないくらい少年だった。

さらに真の初恋の相手桑原ひろかは、中年の男と援助交際をしていた。

そんな仮面家族や、めぐまれない境遇を哀れみつつも、ぼくの魂は真の体を借りて生活していくことになった。ただ、真と違うところは、ぼくの魂は仮面家族の仮面をはぎ、やりたいように生活することを決めたこと。

ぼくの魂は、自身が犯した罪を自覚し、無事に輪廻のサイクルに戻ることはできるのだろうか...

というお話。

小説を読み終えた時に少し大人になったような気がして、今では読み返したりこそしないが想い出のお話。

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二軍のプレイリスト


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