ヒロリン

脳のコンディショニングを学校現場で実践し、退職した元中学校教師、自称脳力開発のインスト…

ヒロリン

脳のコンディショニングを学校現場で実践し、退職した元中学校教師、自称脳力開発のインストラクターです。脳科学と発達障がいについての知識を融合して、より良い脳のあり方を求め、それを脳のコンディショニングとして大成するのが夢です。Xでもつぶやいているので、そちらも良ければみてください。

最近の記事

区別することで差別を防ぐ

#真の平等のために それぞれの特性、脳力が違うのに、同じようにしたら平等ではなくなります。 みんなが同じよう幸せになるためには、特性、脳力に合わせて個別支援する必要があります。 見方によっては、不平等に見えますが、真の平等を実現するためには不可欠なことです。 目が悪い人がめがねを使うように、足の悪い人が杖を使うように、耳の聞こえない人が補聴器を使うのと同じです。 それをみんなが認められるかどうかが平等を実現するための大きなポイントです。 障がい特性に合わせて支援が受けられれ

    • 時短教育の弊害

      #働き方改革 働き方改革が進み、管理職は教員の尻を叩いて早く学校から出るように、帰宅するよう促します。 やることが決まってない教員は、やらないことを決められないので、やらないといけないことも放り出して帰って行きます。 今こそ、教育の役割を見定め、何をしないといけないのか、やらないといけないことを決める時だと思います。決まっていない学校が多すぎる気がします。 教師のつながりを深め、連携を高めて、情報共有し仕事の共有(生徒情報を共有して対応が困難な生徒を全員で支援するも含め)と

      • 子育ての4つのポイント

        1  教える 知識や技術だけでなく学び方を教える。自分の生き方を例として伝える。 2  共に歩む 同行者になる。子どもが自立するまで共に歩む。一緒にいるのではなく時に前になり、時に後になって歩む。 3  支援する 強い信頼の基盤の元に助ける、支える。 4  しつける 我慢させる、良し悪しを見極めさせる。

        • 世界中の人が内向きに

          政府への要望が自分のこと、自国のことばかりで、地球全体が温暖化を起因とする様々な災害に苦しみ、世界各地で紛争が起こりたくさんの罪のない命が失われているのに、地球のこと、世界のこと、他国のことを要望しないのは何故だろうか。 自国と自国民ファーストの極右政党への支持がヨーロッパで拡大しているのは何故だろうか。 自国の利益優先で、自国民ファーストのトランプ氏が多くの人から支持されているのは何故だろうか。 みんなの心が内向きになり、他者のことを考えられなくなっているからだろうか。 み

        区別することで差別を防ぐ

          脳のコンディショニング奥義 No30 「本能を強めない」

          本能を強める行為は、継続的にしない、控えることが大切です。 中学校で学級担任をしている時には、生徒にはいじめないはもちろんのこと、不平不満、悪口を言わないことを脳の特性を説明しながら繰り返し諭していました。 生徒個々の脳の本能が必要以上に強まらなければ、学級の雰囲気も温かなものになります。 様々なことを過ぎないことも大切で、理性を強める取組みももちろん活用出来ます。 強い本能を野放しにする、さらに強めるのは危険です。

          脳のコンディショニング奥義 No30 「本能を強めない」

          教育の目的

          #社会を良くする #みんなが暮らし安い社会を作る 教育の目的は、「子どもの心を育てる」「脳力向上」です。 優れた知識や高度な技術を身につけたとしてもそれを人を傷つけることに用いては意味がありません。 社会を良くするためみんなが暮らし安い社会を作るために用いるよう心をまず育てるのが教育の役割です。 多くの人がわかっているはずなのに、それが実現されていないのは何故なのでしょうか。何度も教育の目的が問われるのは何故なのでしょうか。 目的が定まらないので、学校でも必要のないことが多

          教育の目的

          脳のコンディショニング No8~脳の 障がい特性~ASD編

          ADHDに続いて次はASDです。自閉症スペクトラムと呼ばれ、幾つかの発達障がいが含まれますが、その中でアスペルガー症候群(以下AS)に着目しながら投稿します。 ○ASDに共通する障がい特性 ・社会性の欠如 他者への関心が低いので、上下関係の理解や公私の区別が難しく、自己本位で分不相応な言動をしてしまいます。 関心のあることしか知ろうとしないので、特定の内容への深い知識はあってもその他のことを浅く広く知ろうとしないために世間知らずな感じで、仲間に合わせて行動することが難しい

          脳のコンディショニング No8~脳の 障がい特性~ASD編

          脳のコンディショニング奥義 No29「五感をバランスよく鍛える」

          過剰な視覚情報に毎日晒される我々は、視覚が優位な状態に置かれ、視覚ばかり使うが故に、他の感覚が衰える危険性に直面しています。 また視覚情報は容量も多く脳をフル回転して処理しないといけないので、脳の疲労も大きく、注意が必要です。 改善のためには、視覚情報を減らすことはもちろんですが、他の感覚を使う必要があり、そのために最も手軽な方法が自然との触れ合いです。 五感をバランスよく鍛えると前頭葉が活性化し、注意力、集中力がアップするという副産物もついてきます。 最近の子どもの注意力、

          脳のコンディショニング奥義 No29「五感をバランスよく鍛える」

          脳のコンディショニング奥義 No28「ポジティブ楽観主義」

          ちりつも、大丈夫、できることからと投稿してきましたが、少しでも新しいことを取り入れれば、チャレンジすれば、変わるはずという楽観的な思いが大切です。 変わらない方が楽なことも多いので、多くの人はチャレンジを断念しますが、始めることで、動くことで意欲も湧き、次のステップに進めます。ポジティブにさあ一歩です。必ずちょっぴり違う世界が見えるはずです。

          脳のコンディショニング奥義 No28「ポジティブ楽観主義」

          緊張を解く簡単な方法

          緊張しないためには、緊張を解くためには、日頃と変わらない状況にする、興奮を押さえ、交感神経優位の状態を副交感神経優位に切り替える等があります。 ○緊張しないためには 注意、集中力を高める。そのためにルーティンワークを行う。大切な行動をする前にはいつも同じ儀式を行う。イチロー選手や大谷選手のように打席に入る前、入ってからルーティンワークを行って同じように振る舞うことです。 ○緊張を解くためには 鼻から思いっきり限界まで息を吸って、口からゆっくりと息を吐く。それにより交感神経

          緊張を解く簡単な方法

          10月6日のNHKスペシャルを見て

          #何ができるのか 「正義はどこにカザ攻撃1年先鋭化するイスラエル」を見ました。民放テレビがなかなか放送しないイスラエルの現状が知れて、とても有意義な番組でした。 知ることしかできないけど、知ること、忘れないこと、関心を失わないことだけは続けていきたいと思いました。 世界から孤立するイスラエルの内情は、かつて第二次大戦で世界から孤立してもがき、悪あがきをした日本を思い出させました。ネタニヤフ首相だけの問題ではないと自分の理解不足にも気づきました。 散々いじめられてきた民族故の

          10月6日のNHKスペシャルを見て

          教育界の人材難

          様々な業界で人材難が起こって、人材の取り合いになっています。 教育界でも随分前から人材難で採用試験の倍率は下がり続けています。いずれ教員免許をもっていれば、希望で即採用の時代が来るかもしれません。 私は、三度目の正直で何とか合格し、当時の倍率は20倍を越えていました。教職浪人が当たり前の時代でした。一発合格した娘とは雲泥の差です。 では何故良い人材が教育界に集まらないのか。A級はいてもS級教師はほとんどいないのか。 ○負担の大きさ 教育は、達成基準があるようでない曖昧さをも

          教育界の人材難

          政治が変わるか?新たなタイプのリーダーの登場

          #ASDの特性の政治家 小泉さんに続き、ASDの特性の石破さんが首相になりました。 圧倒的多数派のADHDの政治家とどう関わっていくか、極めて難しい舵取りを強いられます。 他者の感情が読めない特性から空気が読めない、忖度できない石破氏は今までに素直に本音を語り、その正直すぎる言動から、国民の信頼は勝ち得ましたが、多くのADHDの政治家を敵に回し、孤立してきました。首相になった今、そうした怒らせてきた政治家とどう共闘し、関わり、動かすかが問われています。 また、今まで多くのA

          政治が変わるか?新たなタイプのリーダーの登場

          脳のコンディショニング奥義No27「 明朗快活、笑顔」

          脳の調子が良い時は、ポジティブとネガティブ、ポジネガのバランスがポジ優位です。 明るく朗らかに過ごすことはポジティブを強めます。それは笑顔も同じです。 笑う門には福来たるで笑うとセロトニンが出て、副交感神経優位になって落ち着きます。明るく朗らかに笑顔を心掛けて過ごすことが大切です。

          脳のコンディショニング奥義No27「 明朗快活、笑顔」

          #挑戦してよかった

          ~脳力向上への取組み~ ~心美人を目指して~ 19年前に脳科学に出会ってそれ以来ずっと自己の脳力開発、脳力向上に挑んできました。それは心を豊かにする取組みでもあり、心美人を目指すものでした。 脳の理解は、心の理解を進め、人間理解も深め、さらに他者意識の向上により周りの人のこともよくわかるようにしてくれました。 在職中は、周りの人の脳力向上のための働きかけを積極的に心がけ様々にアプローチしました。生徒、同僚の教師、家族にアプローチし、脳力向上、心理的安定を図りました。 退職し

          #挑戦してよかった

          脳のコンディショニング奥義No26 「平常心」

          興奮には2通りあって、わくわくドキドキのドーパミンが出る興奮とイライラカリカリのノルアドレナリンが出る興奮です。後者は脳のパフォーマンスをダウンさせ、ネガティブにしてやる気を失わせる可能性があるので、出来るだけ興奮しないことが大切です。 文句や非難、不平不満は言わない、愚痴はこぼさないことです。 他者と比較して羨むことも控えるべきです。無駄な不安を抱いてはらはらドキドキすることも良くありません。いじめは持っての他です。 常に平常心で負の興奮をしないことが大切です。もちろんわく

          脳のコンディショニング奥義No26 「平常心」