【検証】ローカル路線バス乗り継ぎの旅第13弾(新宿⇒新潟)
先日、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』の最新作第19弾が放映されました。残念ながら失敗して3連敗。負け越しとなって、田中・羽田コンビの解散が決定してしまいました。詰まらないと言われることも多かったのですが、個人的には、太川さんが引き続き頑張っている「対決旅」や「陣取り合戦」よりも、4日間ボロボロになりながらひたすらゴールを目指すこの「バス旅」が大好きでしたので、新たなコンビを作ってでもこのシリーズは続けてほしいのですが、下記リンクの記事にもある通り、路線バス網が急速にしぼんでいる現状を鑑みると、少なくとも新しいルートの発見は極めて厳しいと言わざるを得ないと思います。
さて、noteで続けております過去作の検証は第13弾です。新宿駅から新潟の萬代橋を目指しました。マドンナは田中律子さん。その後に別の局で徳光さんとのバス旅に出ていることもあり、しばらくは再放送もされない幻の回扱いをされていました。Z第12弾は埼玉県内から群馬県にかけて被っており、新潟県内はZ第10弾がルート被りをしています。
第13弾の実際ルート
3日目の夜に休館日だったのに友達限定ということで貝掛温泉の女将に迎えに来てもらい遭難間近で救われ、4日目は奇跡の乗り継ぎで夜に萬代橋でゴール。奇跡的な回となりました。多くの触れ合いもあって楽しめる回だったと思います。
2022年の検証ルート
では、2022年のダイヤで行ってみるとどうでしょうか。
そういえば、一行が難儀した三国峠越え、三国トンネルが新しいトンネルになり、歩道が整備されました。(と言っても前後の道はまだ未整備のようですが)
実際ルートでは西川口駅を経由して東川口駅へと向かい、結果として昭和橋を2回も通るなどしましたが、ここでは昭和橋で乗り換えることにします。北本から鴻巣へのコミュニティバスは減便されていますが、それでも実際ルートと同じく熊谷までは辿り着けます。
実際ルートでは熊谷から国際十王交通のバスで深谷に向かい、そこからコミュニティバスと徒歩でつないで本庄駅へ、本庄駅から伊勢崎行のバスに乗り込みましたが、熊谷~深谷間の路線バスが廃止されてしまっているので、今回の検証では、熊谷から太田へ抜けるバスに乗って、元祖第22弾(水戸・偕楽園⇒長野・善光寺)で利用した新田暁高校を通って伊勢崎、そこから県立女子大を通って高崎へと向かいます。
なお、実際ルートでは、渋川から先、当日のバスが上野入口までしか行かないことを聞き込んだ一行は、当日伊香保温泉宿泊を選択しますが、上野入口から沼田へのバスが、現在は朝7時台に1本あるのみで乗り継ぐことができないので、ここは沼田までの8km弱を歩いてしまうのがその後の行程にいい影響を与えます。
実際ルートでは猿ヶ京温泉での長時間のバス待ちの後、日暮れごろに三国峠に突入、日が暮れて半ば遭難状態になったところで貝掛温泉の女将に救助を求めて事なきを得ましたが、大変危険な行程であったと思います。今回の検証ではなるべく明るくて早いうちに三国峠を越えてしまう行程を考えます。三国トンネルも新しくなっているとのことで、前後はともかくとして、午後には三国峠を抜け、その日のうちに長岡まで到着することができます。
長岡まで進んだので余裕をもって15時過ぎにはゴールができました。乗り継ぎも比較的スムーズでした。最後は新潟交通が誇るBRTでゴール。これも画になったことでしょう。
なお、実際ルートと同じく2日目に伊香保温泉で泊まることになった場合、三国峠には15時前に入り、18時過ぎの西武クリスタル発のバスに乗ることができ、この日は湯沢泊まり。翌日、20時手前にはなりますが新潟にまで到着することができます。ただし、3日目は上野入口から沼田駅までの約8㎞と三国峠の10kmの合計18㎞の歩きが入り、やや現実的ではない行程になりますので、検証ルートのように2日目に沼田まで行ってしまうのがよいと思います。
まとめ
現在のダイヤでの検証でも4日間で新潟まで到着することができました。やはり肝は三国峠越えですね。三国トンネル自体は広くなって歩道も整備されましたが、まだまだ前後の道は未整備と聞きます。ここを安全に越えることが重要かと思います。
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(トップ画像は「CraftMAP」様の白地図を使用させていただいております)
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