【検証】ローカル路線バス乗り継ぎの旅第23弾(宮崎・青島⇒長崎・グラバー園)
シリーズでお送りしている「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の今のダイヤで行ってみたらの検証シリーズですが、前回第22弾を書いたのが7月、それから2ヶ月あまりが経って、テレビの方では新シリーズ「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」が放映されました。
私の検証シリーズは、まだ太川さん・蛭子さんの元祖シリーズです。今回は第23弾(宮崎・青島→長崎・グラバー園)をお届けします。放映は2016年の6月、マドンナはうたのお姉さんでお馴染みのはいだしょうこさんです。
第23弾の実際ルート
ロケ日は2016年4月12日~15日の4日間で、ちょうど一行が別府から阿蘇を抜けて佐賀に泊まった3日目の4月14日夜に熊本地震が発生し、通ってきたばかりの阿蘇ルートも大きな被害を受けました。行程が1日ズレていたら大変なことになっていたと思います。そのような被害状況等も鑑み、放映は6月となりました。
2023年のルート検証
実際ルートと同じく高千穂まで行くことができます。
実際ルートで太川さんご一行が乗り逃した都農町地域福祉バスですが、これを逃すと都農から7km近く歩きます。13時01分のバスを逃してから歩くと宮の下14時18分発は間に合わないかもしれません。その後は16時台のバスがありますが、それだと日向市駅西方にある北町バス停からの最終延岡行に間に合いません。本編を見ましたが、バス停がわかりにくい位置にあった(旧バス停がそのまま残されていて誤認を与えやすかった)ように思います。地方路線バスあるあるですが怖いところです。
実際ルートでは、延岡で宮崎交通の営業所の方が一生懸命調べていただいたルートを使い、高千穂を朝方出る熊本空港行に乗車しましたが、現在、高千穂から熊本空港へと直接行くバスは夕方に1本しかなく、これでは辿り着けませんので、コミュニティバスを乗り継いで高森へ出て、そこから熊本空港へ向かいます。熊本空港からは特急バスのやまびこ号で大分へと出て、そこから別府に向かい、実際ルートと同じく別府に宿泊することができます。別府北浜から別府駅へと出て一行と同じ鉄輪温泉で宿泊してもよいでしょう。
九州横断バスは現在は朝方1本のみ。実際ルートと同じように、南小国・杖立を経由して日田へと至ります。しかし、日田から浮羽、杷木方面へと繋がるバスが全廃されており、コミュニティバスでぎりぎり日田市の西方まで行き、そこから7km少々を歩く必要があります。杷木から浮羽までの3kmでへばっていたマドンナのはいだしょうこさんですから、この7kmはきついと思います。久留米から佐賀へと抜けるバスは健在。実際ルートと同じく佐賀での宿泊となります。
祐徳バスは現在は県界までは入らないため、少し歩く必要がありますが、概ね実際ルート通りに進み15時前にはグラバー園の下にある松ヶ枝国際ターミナルに到着することができます。
まとめ
コロナによる影響もあったのだと思いますが、随所で本数が減らされていたり、路線が廃止されていたりなど、影響を受けつつも、1泊目、2泊目、3泊目と実際ルートと同じ宿泊地で泊まることがき、比較的早い時間に到着することができました。九州を横断する特急バスが走っていること、都市間を結ぶバスが比較的残っていることが成功の要因といえるでしょう。
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