【検証】ローカル路線バス乗り継ぎの旅第17弾(山口⇒室戸岬)
シリーズでお送りしております「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を今のダイヤで行ってみたらどうなるかの検証ですが、第17弾をお届けします。ここ最近もシリーズ各回多くのアクセスをいただいており、本当にありがたい限りです。
第17弾の実際ルート
第17弾は2014年の4月に放映されました。ルートは山口から四国へ渡って室戸岬まで。マドンナは宮地真緒さん。この回は過酷なしまなみ海道歩きで知られる回ですが、とにかく一生懸命で健気で、かわいそうになるくらい頑張っていた印象があります。
それでは、第17弾の実際ルートを振り返ってみましょう。
この回まで、第15弾・第16弾と連続して失敗していて、3連敗したら引退と言っており、何としてもゴールしたかったのでしょう、太川さんは過酷なしまなみ海道の歩きも限界まで突き進んでいた感があります。その甲斐もあって、結果としては当時としては最速のゴール記録をマークしたわけですが、それでも2日目のしまなみ海道の歩きは見ていてしんどくなるものでした。
2022年のルート検証
それでは2022年、現在のダイヤで同じルートを行ってみたらどうなるでしょうか。
実際ルートでは、山口駅からいきなり徳山駅へと向かう長距離の快速バスに乗車していますが、現在は廃止されています。乗り継ぎせずに直接徳山へと行くルートとしては、9時過ぎに山口を出る広島行の高速バスの下道区間で徳山駅へと行くルートもありますが、それだとその後の乗り継ぎが悪く、阿品台から広島へと向かうバスに乗車できません。かなり早めですが、山口駅を7時前に出発するバスに乗るのがよさそうです。かなり遅めの時間にはなりますが、実際ルートと同じく竹原まで進むことができます。
実際ルートでも苦労したしまなみ海道ですが、やはりここは橋を徒歩で渡る過酷な旅となります。ただし、あまり無理をせずに宿泊施設の多そうな大三島で早めに休むことにします。というのも、無理して大島まで進んでも宿泊施設があまりにも貧弱そうだからです。実際ルートでもかなり苦労していましたね。
3日目は大三島から出発。しまなみ海道歩き旅の後半戦。最後の来島海峡大橋を渡り終わるのはお昼すぎ。今治からは高速道路を通らない特急バスに乗って松山へ。特急バスは伊予鉄の松山市駅が終点で、久万高原へと向かうジェイアール四国バスはJR松山駅出発ですので、終点手前の大街道で乗り換えます。久万高原から先、落出までのバスは比較的遅くまでありますが、宿泊施設がないので久万高原で宿泊します。
実際ルート放映時はジェイアール四国バスは落出まで行っていましたが、現在は久万高原までしか行かず、町営バスに移管されています。また、落出から出ていた黒岩観光バスも廃止され、途中、岩川から森までは歩かねばなりません。実は岩川線の旭というバス停から森方面のバスがあるのですが、朝7時台と17時台の2本しかなく歩くしかありません。狩山口で3時間近くの待ち時間がありますが、安芸方面は遅くまでバスがあり、21時前ではありますが、その日のうちに室戸岬に到着することができます。
まとめ
実際ルートでは、しまなみ海道をかなり無理して歩いたこともあって、当時としては最速でのゴール記録となりましたが、今回の検証では無理せず大三島で宿泊したこと。久万高原から先、町営バスへの移管や路線が繋がらないことなどもあって、シリーズでも記録的に遅い時間でのゴール到達となりました。室戸岬、私も行きましたが、夜21時の室戸岬は、おそらくとんでもなく怖いと思います。
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(トップ画像は「CraftMAP」様の白地図を使用させていただいております)
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