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【検証】ローカル路線バス乗り継ぎの旅第12弾(松阪⇒松本城)

最近「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」の最新作がなかなか放映されずちょっと寂しい思いをしております。対決旅や陣取り合戦などはやっているのですが、やはり、4日間、ボロボロになりながらひたすらゴールを目指す、あのバス旅が大好きです。

さて、今回の検証は第12弾。バス旅史上最高のマドンナとも評される加藤紀子さんがマドンナの回。前回第11弾のゴール・伊勢神宮の経由地でもあった松阪から、長野県の松本城を目指しました。弥富での太川さんと蛭子さんのプチ口論、瑞浪での奇跡の乗り継ぎ、木曽路で雷雨に遭遇するなど見どころの多い回でした。長年の共演経験がある蛭子さんと加藤さんの掛け合いも見事でしたね。

第12弾の実際ルート

一日目
松阪駅-(松阪市コミュニティ交通)-三雲地域振興局-(徒歩)-天白-(三重交通津三雲線)-津駅-(三重交通椋本線52系統)-椋本-(三重交通亀山椋本線55系統)-亀山駅-(三重交通鈴鹿市内・平田線01系統)-平田町駅-(三重交通四日市平田線53系統)-近鉄四日市-(三岐バス山之一色線)-あかつき台一丁目-(徒歩)-桑名西高校前-(八風バス梅戸線)-桑名駅-(三重交通桑名長島温泉線)-長島温泉-(三重交通桑名長島温泉線)-桑名駅
二日目
桑名駅-(三重交通桑名長島温泉線)-伊曽島-(徒歩)-上松永-(木曽岬町自主運行バス中央線)-近鉄弥富駅-(三重交通)-弥富市役所-(弥富市コミュニティバスBコース)-操出-(徒歩)-政成-(飛鳥公共交通バス)-河合小橋- (名古屋市バス東海12号系統)-東海橋-(名古屋市バス東海19号系統)-名古屋駅/名鉄バスセンター-(名鉄バス名鉄バス本地ヶ原線)-藤が丘-(名鉄バス東山線)-瀬戸駅-(名鉄バス瀬戸北線)-しなのバスセンター-(瀬戸市コミュニティバス上半田川線)-上半田川口-(徒歩)-下半田川口-(東鉄バス下半田川線)-多治見駅
三日目
多治見駅-(東鉄バス瑞浪=駄知=多治見線)-瑞浪駅前/瑞浪駅北-(恵那市自主運行バス瑞浪=山岡線)-山岡駅-(恵那市自主運行バス)-健康プラザ-(恵那市自主運行バス)-山岡駅-(恵那市自主運行バス)-道の駅/健康プラザ-(恵那市自主運行バス久保原=上手向線)-古野川-(徒歩)-殿畑-(恵那市自主運行バス三郷線)-恵那駅前-(東鉄バス中津川線)-中津川駅前-(北恵那交通馬籠線)-馬籠-(東鉄バス)-南木曽駅-(徒歩)-十二兼駅-(宿による送迎)-〈フォレスパ木曽泊〉
四日目
フォレスパ木曽-(くわちゃんバス)-木曽病院-(おんたけ交通木曽駒高原線)-木曽駒入口-(おんたけ交通)-合同庁舎前-(おんたけ交通)-木曽駒入口-(おんたけ交通巡回・日義線)-神谷橋-(徒歩)-権兵衛橋-(塩尻市地域振興バス楢川線)-塩尻駅前-(塩尻市地域振興バス広丘駅循環線)-広丘駅東口-(徒歩)-村井駅-(アルピコ交通寿台線10系統)-松本駅-(アルピコ交通三才山線42系統)-松本城・市役所前

太川さんがファインプレーと称した瑞浪駅での恵那市自主運行バスに乗ったこともあって、長距離の歩きを挟まずに先に進めましたが、3日目、最終日は比較的長い距離を歩く羽目になりました。夜遅くにはなりましたが、見事に成功しました。

2022年の検証ルート

では、2022年のダイヤで検証してみます。検証にはいつも通り、NAVITIMEを使っております。

1日目
JR松阪駅840→鈴の音バス・三雲松坂線→912天白947→三重交通・31系統→1025津駅前1119→三重交通・52系統→1153椋本1205→三重交通・55系統亀山椋本線→1225亀山駅前1315→三重交通・71系統→1356平田町駅1435→三重交通・53系統四日市平田線→1518近鉄四日市/近鉄四日市駅前1641→三岐鉄道・山之一色線→1725山城駅前1820→三岐鉄道・イオンモール東員線→1840東員駅→(徒歩2.7km・40分)→大仲新田2008→三重交通・28系統→2027桑名駅前

概ね、実際ルートで辿った道のりを進みますが、桑名西高校への山登りはせずに、Z第6弾で使った東員駅を経由して行くことになります。東員駅のそばには鳥取や六把野というバス停があり、そこから桑名駅行のバスが出ているのですが、そこへの最終バスは終わっているので、3km近く歩いて大仲新田から、西桑名ネオポリス方面から来るバスを捕まえると桑名駅まで行くことができます。

2日目
桑名駅前704→三重交通・53系統→718伊曽島→(徒歩2.5km・30分)→上松永750→木曽岬町自主運行バス・中央線→819近鉄弥富駅/近鉄弥富駅駅南口935→きんちゃんバス・弥富東部ルート→1016善太橋西→(徒歩1.2km・15分)→河合小橋1050→名古屋市営バス・幹神宮1系統→1117東海橋1123→名古屋市営バス・名駅19系統→1207名古屋駅/名鉄バスセンター1252→名鉄バス・本地ヶ原線→1344三軒家→(徒歩2.3km・30分)→藤が丘1440→名鉄バス・東山線→1517瀬戸駅前1522→名鉄バス・瀬戸北線→1534品野→(徒歩5.4km・90分)→下半田川口1744→東鉄バス・下半田川線→1800多治見駅前

この日も実際ルートと同じく多治見まで。一行は桑名から名古屋へと向かう途中で何度か細かい乗り継ぎをしましたが、乗り継ぎ回数は少なく河合小橋に出ることができます。ところが、その後がうまく繋がらずに細かな歩きが入ります。この日の合計徒歩距離は11.4km。まぁ、歩けなくはないですが、4回歩きの機会があると、疲れがたまるかも知れませんね。

3日目
多治見駅前800→東鉄バス・瑞浪駄知多治見線→858瑞浪駅前1030→瑞浪市コミュニティバス・土岐線→1053白狐温泉前→(徒歩7.5km・90分)→上野1300→恵那市自主運行バス・17藤線→1317恵那駅前→(徒歩3.9km・60分)→東鉄恵那車庫1520→北恵那交通・SM坂本三坂線→1550中津川駅前1715→北恵那交通・T/KB付知峡線→1817加子母総合事務所前1821→濃飛バス・加子母線→1859下呂バスセンター

実際ルートでは中津川から馬籠宿を通って南木曽へ向かい、そこから長時間の歩きを挟んでフォレスパ木曽に宿泊しました。当初から太川さんの頭には「木曽路を進む」という方針があったようですが、後程検証するものの、実は木曽路を進んでいくとゴールができません。間もなかなかうまく繋がりませんが、2022年検証ルートでは、中津川から一路北へと向かい、加子母を通って、下呂へと抜けます。下呂温泉での宿泊、よさそうです。

4日目
下呂バスセンター958→濃飛バス・下呂線→1131高山濃飛バスセンター1150→アルピコ交通・特急高山松本線→1423松本バスセンター1430→アルピコ交通・32系統浅間線→1436松本城・市役所前

下呂からは高山に出て、バス旅では何度も利用した松本への特急バスを利用します。下呂から高山はもう少し早い時間にもバスがありますので、早めに高山に行って観光してもいいかも知れません。いずれにしろ、松本城到着は15時前。かなり余裕を持ったゴールができることになりました。

実際ルート通り木曽路を進んだ場合

4日目
中津川駅前910→北恵那交通・M馬籠線→935馬籠1055→地域バス(南木曾町)馬籠線→1130南木曽駅1247→くわちゃんバス・坂下診療所線→1323須原駅1341→くわちゃんバス・木曽病院線→1403Aコープ1457→木曽町生活交通システム・木曽駒高原線→1510木曽駒入口1619→木曽町生活交通システム・日義巡回線→1636山吹橋→(徒歩9.3km・120分)→権兵衛橋(塩尻駅行最終は1620発)

木曽路ルートでは3日目に馬籠または坂下まで行けるバスはありますが、その後はバスがなく、翌朝中津川を出ても同じバスに収斂します。しかも、山吹橋から10㎞近くを歩いて権兵衛橋まで行ったとしても、最終の塩尻駅行には間に合わず、敗退となってしまいます。

まとめ

というわけで、まっすぐに松本を目指す木曽路ルートでは手詰まりになってしまいゴールできませんでした。中津川から下呂へと抜けるルートであればかなり楽にゴールができました。とはいえ、4日間合計で25kmを越える徒歩距離ですから、かなり大変な行程となりそうです。

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(トップ画像は「CraftMAP」様の白地図を使用させていただいております)


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