シリーズでお送りしている「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を今のダイヤで行ってみたらどうなるかの検証、今回は第22弾をお送りします。
第22弾の放映は2016年の1月。マドンナはバス旅史上最年少マドンナだった南明奈さん。明るく、なんといっても若かったですね。総じて歩きが多い回でしたが、よく頑張っている印象を受けました。一方の蛭子さんは日に日に疲れがたまっていって、最後の方はヘロヘロでした。
第22弾の実際ルート
気になったのは2日目と3日目の停滞。1日目の夜の古河での聞き込みでうまく聞き出せなかったのもありますが、西へ向かうのになぜか北上してしまい、小山、佐野、3日目に足利からようやく太田、伊勢崎へと抜けていきましたが、最終的に長野の遥か手前、上田で断念となってしまいました。
冬の回は失敗が多いのですが、この第22弾以降、Zシリーズに移行してからも、結局、冬の回は一度も成功がありません。
2023年のダイヤ検証
水戸から石岡に直行するバスは、今は朝6時台の後は13時台までなく、絶望的に本数が少ないので、茨城空港を経由して石岡へと向かう。土浦から下妻へも長時間の待ちが発生するので、つくばを経由して向かいます。何とかこの日のうちに、実際ルートと同じく古河に到達することができます。
実際ルートでは、1日目の夜に聞き込みした結果、小山市のコミュニティバスの情報をつかみ、北上してしまって、結果として迷走状態に突入してしまいました。たらればではありますが、目的地は西にありますので、西へ西へと向かうことを考えられらば違ったルートが編み出せたかも知れません。一応、西の新古河駅(ただし所在地は埼玉県の旧北川辺町)からは東武伊勢崎線沿いに柳生を経由するバスが出ており、そこから再び歩くと、群馬県東端の町、板倉町にある板倉東洋大駅前にたどり着けます。最初から板倉町を目指して歩くと8㎞くらい。朝方出て2時間くらいで群馬県に入れます。Zチームならそうしたかも知れないですね。そこからは歩くことなく、館林、太田を通って、この日は実際ルートで一行が3日目にたどり着いた安中まで一気に行くことができます。宿泊は実際ルートで県立女子大学の教授から教えてもらった磯部温泉に泊まるのもいいでしょう。
3日目は実際ルートで4日目に一行がたどったルートを進みますが、御代田駅から出ているバスが朝1本しかなくなっており、また、岩村田から直接上田へと抜けるバスも廃止されてしまったので、立科町の芦田、大屋駅前で乗り継いで上田へと向かいます。
以前ご紹介した第18弾(御殿場→直江津)の3日目のルートと被りますが、この日は途中歩きを挟み、またやや乗り継ぎが悪いものの、18時過ぎには善光寺に到達することができます。
まとめ
このように、しっかり4日目に長野・善光寺に到達することができました。やはり肝は2日目の迷走。県境の街・古河で情報を聞き出すのはかなりの困難だったことでしょう。この記事では新古河駅のバスをご紹介しましたが、それも結果論です。聞き込みだけで、自分でスマホなどで調べることを禁止されているバス旅ならではの、迷走劇だったということかも知れません。
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