見出し画像

【こどもん】なんでお餅は固くなるの?

【こたえ】お餅の成分であるでんぷんの構造が変化するから

通常の粉状態のデンプン(α1-4結合でつながったグルコースが分子内で水素結合をしたもの)をβデンプンと呼び、加熱等によりデンプン中の糖鎖間の水素結合が破壊され糖鎖が自由になった状態のデンプンをαデンプンと呼ぶ。

つまりおもちは、もち米(β)→つきたてのおもち→(α)→固まったおもち(β)→再度加熱したおもち(α)と、でんぷんのフォールディングのタイプによって固い状態と柔らかい状態を行き来する性質がある。

脳神経内科としては、アミロイドーシスやアルツハイマー病などの蛋白ミスフォールディング病のことを想起してしまう。

おもちを焼くように、タンパクが元に戻ればいいのに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?