最近観た映画たちの感想

noteにある「つぶやき」にて、指定の文字数内で鑑賞した映画の紹介とひとこと感想を投稿していたのですが、ためすぎたので記事で消化させていただきます。
結構長くなってしまいました。やはり文字数の制限というのは大事ですね……。

あ!多少のネタバレを含むのでご注意ください。


メイズ・ランナー

まあまあ面白かった。
面白かったのですが、なんか2とか3は記憶から消えかけています。1の謎が気になりすぎて観たものの、ほーん……?みたいな感じだったからかも……。あと3まで生き延びた推しが死んでしまったから……(つらい)

四方を壁に囲まれた広場に送られた主人公は、記憶を失っており、なぜ自分がここに送られたのかわからない……という始まり。
てっきり「お?デスゲームが始まるのか!?」と思ったら、登場人物みんな結構ちゃんと協力していて偉いな……と思わされる。いや、ちゃんと胸糞展開もあったのですが……。

広場から脱出する方法は、壁の向こうに広がっている巨大な迷路を攻略すること……どこかにあるはずの出口を探すこと。でも、迷路の中には怪物がいて、自分たちを襲ってくる。
元から広場にいた人たちも記憶はないまま、広場で共同生活を送ることしかできなかった停滞した状況を、好奇心旺盛な主人公が迷路攻略に乗り出し打開する!という流れ。

ゾンビものとかもそうですが、こういう時、自分だったらどうするんだろう……と考えると、

・共同生活に協力的な立場だが、本当は嫌気がさしているので、主人公のような現状打破してくれる人間が現れたらすかさず仲間になるタイプの脇役
・もしくは自分が主人公になろうとして迷路に挑むが、怪物に殺されて映画序盤で即退場する

このどっちかやな。と思っています。

2、3、ディストピアを感じるには非常に良い映像や!と感じました。ので、見てるのは面白かった。面白かったのですが、なんだろう……。主人公たちが壁の中に閉じ込められる要因となった病気なんですが、こう……言ってはなんですが、コロナウイルス的な理由が知りたかったな……と感じました。

スーパーマリオブラザーズ・ザ・ムービー

うおおおおおおおおおおマリオだ!!!!!!!!!!!
という横スクロール画面の演出に早速テンアゲする。本当はもっと小ネタが散りばめられているのかもしれないですが、マリオのオタクじゃないのでわからなかった。
カート造るシーンとかめっっっちゃワクワクしましたね。ああいうのワクるよね、少年だから。
そして俺も周回遅れで無事ピーチの夢女子や…………。ピーチ、なぜいつもクッパに捕まっているのかと疑うほど強い。かっこいい。自立した女。でよかったです。洋画あるあるクライマックスで発生する𝒌𝒊𝒔𝒔もなく、ちゃんと兄弟の絆で締められていて大満足でした。

「死は救済」の星が最後に出てくるまでは………………。
真っ暗になった画面に映る自分の姿。この1時間半、マリオたちは成長した。世界を救った。絆を再確認した。そんな勇姿を見て笑って楽しんで、俺は果たして何になったんだろうか……。という気持ちにさせられ、泣きました。

あの星は……なんなの?

search2

searchの続編……のように思えますが、世界線が同じっぽいだけで、前作の人物は登場しない別の話。
searchは画面がPCモニター上のような構成になっており、起動されているFacetimeビデオ画面を通して主人公の世界を覗いているような作りになっています。似たような映画があるらしいのですが、自分は知らなかったので、アイデアがすごい!!アイデアの勝利!!と思いながら見ていました。
1は父親が娘を探す話でしたが、2は娘が母親を探す話。

どちらも共通して、行方不明になった身内を、ネットで情報検索したり、メールを送ったり電話をかけたり……という方法で捜索していく、searchしていく!という話です。
今回の主人公はZ世代的な、もう現代の女の子だったので、インターネットを余すことなく駆使している様子を見れて楽しかった。
母親はどこへ行ってしまったのか、誰が黒幕なのか、そして衝撃的な展開に手に汗握り、家族ものに弱い自分は当然涙も出た。面白かったです。

RUN

下半身麻痺と、喘息と、皮膚病と……など様々なハンデを抱えてきた娘を、献身的に支える母のお話。
……と、思うじゃん?

的な話なのですが、タイトルや広告的に非常に不穏な雰囲気が漂っていたので、「この親子、何かあるぞ」という不気味さを抱えながら鑑賞する緊張感が楽しめました。
前から気になっていたけど怖いのかな…と敬遠していた作品だったのですが、searchと同じ監督ということで鑑賞しました。家族、愛というテーマが共通しているけど、まったく違う内容で面白かった。
何が隠されているのかを知りたいという感情が非常に刺激され、夢中で観ることができました。真実を知ってしまった時の驚きも、恐怖もあって、いいサスペンスだったと思いました。

ところで、わたくしは朝比奈まふゆさんの母親のことを擁護してしまう側の人間で、「何か理由があるからこうなっている」「子どものことを想ってくれているはず」と信じたくて仕方がなく、実は鑑賞直後は、この作品の母親も可哀想だなとか、ちょっと思ってしまったりしたのですが、自分ってなんなんですかね……(!?)
圧倒的に母親のエゴで一人の人生めちゃくちゃにしてるので擁護できる点なんてほぼないんですよ。一応「あ……」みたいな理由づけは用意されていても、やっぱり罪は罪でしかないんです。
なのに母親も100%悪いというわけでは……という感情が発生した自分のこと、もう本当によくわからなくなってきた……お願いだから、すぐ親という生き物を庇うな……(そうだね)

長ぐつをはいたネコ

2作目である「長ぐつを履いたネコと9つの命」の評判がネット上でめっちゃよかった記憶があるので、今後それを見るために1作目を鑑賞。
※ちなみに現時点で2作目はまだ観られてないです。

上記の理由に加えて、(なんか精神の疲労を感じるので子供向けのアニメを見て癒されたい。)という気持ちがあり選択しました。
が、見ているうちに登場人物の心理に同情したり怒りを覚えたり、育った環境を考えて拳を引っ込めたり……みたいな感じで感情振り回されすぎて結局めっちゃ疲れた。ミニオンとかにすればよかったかもしれない……(ミニオンもどうなんだ?実は闇なのか?)
作中の悪役ポジションのキャラクターが主人公目線本当に胸糞悪いことしてくるんですけど、環境による寂しさとか、嫉妬や羨望、居場所のなさ故に歪んでいってしまったのかなあ。とか考えると、一概に責められなかった。だからこそ最後の救済措置的な展開があったのかなとも感じる。
キティがえっちな雌猫でよかったな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ラン・ハイド・ファイト

学校で銃乱射事件が発生!!
主人公がみんなを救うために奮闘!!
このクソ野郎!テメーは苦しんで死ね!~完~

内容的にはこんな感じでしたが、映画全体の雰囲気が良かったので最後まで緊張感を持って観ることができました。
主人公がいい塩梅の強さを持っていて、反撃の兆しが見えたあたりから応援上映が始まりました。いけ!いけ!撃て!やれー!!っしゃあーーー!!!!(銃乱射事件ものを観ているテンションではない……)
あと、オタクが大好きな冒頭のやりとりをラストに持ってくるやつ(名称不明)をやられてテンション爆上がりしました。色々と残る謎やツッコミどころはありましたが、その展開、待ってました!!というを回収してくれるので、終わりよければすべてよしみたいな気持ちにさせてもらえました。

たまにWIRED.jpの動画を見るのが趣味なのですが、犯罪学者の回を見た時に、アメリカで起こる銃乱射事件の犯人はほぼ学生であるということを知り(※常識かもしれん)銃社会怖え~~~。となったのですが、映画の中の犯人である学生の動機が本当に意味わからなくて(※わかる人物も出てくる)、こんなことで銃殺されるのほんまにたまらん…………日本に生まれてよかった本当に…………と切に感じました。まあ日本にも意味のわからない人間はいるが……。
銃乱射事件が日常茶飯事とか化す海外、怖すぎるよやっぱ……もし今後の輪廻転生でアメリカに生まれることになったら、親に頼み込んで私も幼少期からサバイバル術を仕込んでいただこうかと思います。

最後に

映画は映画なので仕方ないんですけど、やっぱり作中で死亡する人間が出てくると、なんで俺が救えなかったんや…………!!!!みたいな気持ちになります、未だに。

それと同時に、別にこの場に俺がいても救えなかった命だな……というのもわかっていて……。できるとしたら、身代わりになるくらいだな……と。作られた物語への介入欲が凄すぎる。なんなんだこいつは。お前は誰や。

あとはメイズ・ランナーの感想でもそうですが、「自分がこの状況に置かれたらどうするか」を考えるのも好きですね。
大抵序盤で死ぬ気しかしてないが…………。

それではこの後はシックス・センスを観てこようと思います。

もしおすすめの映画あったら教えてください!
クライムアクションが大好き、サスペンスも好きです!ホラーは苦手です!!

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