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Transatrantic(2020年改訂版ルール)

こんにちは、ぼーず(勝利点)です。
Transatrantic(トランスアトランティック)、面白いですよね。

Transatranticといえば、名作ConcordiaでおなじみのMac Gerdtsが2017年に発表したタイトルです。Concordiaで確立されたカードプレイによるアクション選択システムを継承し、蒸気船を走らせて得た収益を元手に、より高性能な蒸気船を購入し、商館を建てて蒸気船由来の得点を高めます。プレイしたカードを回収するときに新たなカードを獲得し、戦略の幅を広げていくことができます。

しかしこのゲーム、いろいろあってConcordiaやNavegador等の他の作品ほどの評価を受けていないようにも思います。遊んだ感想で見かけたのは
 「細かい処理が多くてもっさりしてる(そうかもね)」
 「ゲーム途中の得点計算がめんどくさい(確かにね)」
 「ゲーム終了時の盤面が終了時っぽくない(わかる)」
 「ルールの構成が絶望的にひどい(これだけは僕も許せない)」
などなど。確かに盤面も展開も地味ではあるけどこれはこれで光るものがあるんですよ。ホントだよ。
事実、作者のGerds自身も5年かけてこのタイトルをリメイクし、Crossing Oceanとして2022年に発表しました。こちらはアクション選択をカードプレイからロンデルにし、いろいろあった細かい処理はばっさりカットされてすっきりしたプレイ感になっています。

で、本題はここからなのですが、2017年のTransatranticと2022年のCrossing Oceanの間に、Transatranticの作者公式2版ルールが存在していたことを皆さんご存じでしょうか。
2020年に発表されたこのルールもまた細かい処理がカットされ、Crossing Oceanの発表に至るまでの過程を垣間見ることができるものになっています。
そしてこの2版ルールは、Transatranticさえ持っていれば追加コンポーネントを必要とせずにプレイすることができます。全国50万人くらいのTransatrantic愛好家なら遊んでみたくなりましたね?

ということでTransatrantic2版ルールの日本語訳を公開します。画像はないのでお手元のTransatranticのルールと見比べながらご使用ください。
また、初版のルールをしっかり覚えている5万人くらいのTransatrantic愛好家のために、初版との差分がわかるように追加箇所、削除箇所にラインマーカーを入れています。

おためしあれ!

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