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Snapmaker Artisan とは

最近はうちのSM2を使ってません。というか、モノづくり活動停止中です。
試験勉強や修理等々をやってるせいです。
いつの間にかにSnapmaker Artisanという新モデルが出ることになってるようです。

ときどきSnapmakerからメールが届いてるものの、全文英語なのでチラ見しかしてませんでした。今日届いたメールを何気に見てたところ、どうも新モデルが出るみたいですね。今年の8月に販売するみたい。

Artisanの特徴

従来のモデルと何が違うかというと
・40cm幅に拡大
・3Dプリントノズルがツインで300℃までOK
・リニアモジュールが一新
・ヘッドの交換がらっくちーん
・CNCのヘッドがハイパワー&高回転
・レーザーもハイパワー

正常進化という感じで立派です。エンクロージャーも洗練されてる。

ひとつだけ悲しいというか がっかりなのが、リニアモジュールの駆動方法がベルトになったらしい。ベルトのほうがよいという判断なんだろうけど、今までのリードスクリュー構造は何だったのか。おれはUpdate版を昨年12月に6万ぐらい出して買ったというのに。

でも実際のところ、ここがネックというかイマイチだった部分でもあります。ちょっと速度を上げただけでもリンギングがひどかった。振動の逃げ場がないんでしょうね。
トルクが強いから速度が低めなCNCには向いてると思います。

でも お高いんでしょ?

機能的な話はさておき、金額が気になります。
このご時世に外国製品を買い物するとアホみたいに高いよね。
加えてこの機種はもともと高いんです。
これは上位機種なので2,000ドルぐらいするはず。つーことは、なんやかんやで30万円コースですな。無理~。

そういや、iPhoneの一番高いモデルは27万だそうですね。
買う奴を見てみたいよ。
しかし、これから日本はどうなるんだろうか。
落ち着くところに落ち着くんだとは思うけども。

話は戻り、Snapmakerってのは Mac的なおしゃれ感&高級感を出しすぎてるように思う。梱包もやたらと立派です。
でもねぇ。PCやスマホと違って工作機械なんですよね。力入れるところがちょっと違うような気もします。

おれはクラウドファンディングで購入したので比較的安かったものの、その後のアップデートパーツも合わせると合計で20万ぐらい出費しています。
その割には使ってません。なんでかというと、うーん。
3台も持ってるせい???ほかの2台の改造ばかりしてたから?

それに日本の住宅事情を考えると、このサイズは合いませんねぇ。
もちろん大は小を兼ねる部分もあるんですが、過去を振り返ってみるとでかいものを印刷したり彫ったりすることってあんまりないです。
だいたい20cmぐらいで事足りることが多いです。
なんでかというと、大きなものを印刷するには時間がかかるから大きいものを避けてしまうんです。
最初から分割構成でデザインして組み上げるのがよいと思います。
部品ごとに色を変えることで質感もよくなりますしね。
単色とツートンではえらい違いです。
逆にCNCの場合は長物を掘りたくなるので35cmとか40cmだとぜんぜん足りない。どっちかというとトリマーのように本体が動いたほうがいいかも。
そんなこんなで、キラキラしてるけどそんなに夢は詰まっていないような気もします。

買う?

買おうかなと思ってる人について助言しておきますと、
置き場所さえあればCNCと3Dプリンタは別で用意したほうがよいです。
ベッドとヘッドの交換だけでもやる気が萎えます。CNCとレーザーはあんまり高さを要求しません。本体の形状が違うんです。空調の加減も違うし。
CNCはCAD/CAMで出来が大きく変わります。
Fusion360の無償版は3軸までしか使えません。Snapmakerの追加パーツで4軸にもなりますが、HWとSWにさらなる投資が必要になります。
付属のLubanはまだまだしょぼいのよ。

最後に

うだうだ言ってないで現行機をもっと使わないといけませんね。
とっとと目の前のなんやかんやを片付けなくては。
CNCで木を彫りたいのう。

2022-08-03 追記
既存製品との比較表が掲載されました。

主な違いが分かりやすいです。
共通部分の主な違いは以下です。
・電源が2系統に増えた
・各軸のLeadが大きくなった
・印刷速度Up
・ベッドの中央部だけ高温にできる
・エンクロージャー付き
・緊急停止とQuickチェンジ付き
・タッチスクリーンがでかい


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