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X5SA Proの吐出不足を改善する その1

Klipperを使うようになってから便利で印刷品質もよくなってきたんですが、吐出不足気味になってきました。
印刷中の Flow の量が 10mm/s ぐらいから追いつかずに カツカツと空回りをする音がします。
せっかくだからもう少し改善したい。

今までホットエンドやノズル関連については、よくわかってないまま使っていました。なんだかもう頭に入らないのよね。
一応わかってきたことを書いてみる。
・ノズルは大雑把にいうと3種類ある(E3D v6/MK7 or MK8 /MK10)
・さらにノズルのv6 のボルケーノは加熱部分が長いので高速印刷に向いている
・ヒートブレイクはPTFEチューブが入り込むものとオールメタルがある
・ヒートブレイクにはバイメタルというものがある

これらの特徴や仕組みを正しく理解したおくことが大事です(今日、気づいた)

Signal flag Z さんの動画がとても参考になります。

これを見てわかるのは、吐出量を上げるには、高温になっている領域を広げてあげることです。通常のホットエンドだとノズルの部分だけで温めらるので6~7mmしかありません。これをさらに増やしてもっと熱を伝導させようってことですね。デメリットもきっとあるはずなのでほどほどにしよう。
一般的なものはPTFEチューブが中に入っています。こっちのほうが安定してスムーズに稼働するようです。

おれの場合だと・・・多分、まずはこのバイメタルヒートブレイクってのを試すのがよいみたい。

この部品は中がステンレスで、外側が銅ででてきるそうです。
両側は熱を伝えるが、上下をつなぐ部分はステンレスなのであまり伝えないらしい。(見た目のイメージで上下をつなぐと書いたけど、実際は内部で貫通してると思います)

熱伝導率をしらべてみました。
(数値はざっくりです。温度によって変化する)
銅:400
ステンレス:16
アルミ:240
チタン:21
炭素鋼:48

えらい違いですね。他の素材も載せたのはフライパンのイメージです。
チタンのフライパンは扱いづらいらしいですが、ステンレスはそれ以上ってことですね。
しかし、こうなるとステン管を覆う銅に伝わりづらいんじゃないかって思うんだけどなぁ。とにかくこんだけ違えば相応の変化がでてきそうですね。


しかし気づくのが遅くて、もう別のものをポチってしまいました。
2500円ぐらいなので、まぁいいか。

1つのページに構成の異なる部品の組み合わせが多数選択できるようになってるので気を付けよう。
おれがぽちったのは、V6 ダイレクト です。ボルケーノはいらないとおもいます。

これのヒートブレイクをバイメタルに変えることもできますね。
適当に安いのをぽちってみました。

熱伝導グリスってのもあったほうがよいみたいだけど、たぶん手持ちがあったような気がする。

勢いでぽちってみたけども、これを今のエクストルーダーとくっつけるのは苦労しそうです。
形状的にOrbiterと合っていないので自作しないといけない。
びみょーな位置合わせを繰り返すことになるんだろうなぁ。
ポリカーボネートのフィラメントを使うときがきたか!

先に今のホットエンドにバイメタルのヒートブレイクを交換してどうなるかを確認しておいたほうがよい気がします。
10m/s でカツカツ音がしなくなるだけでも上出来です。
これだけで満足してやめてしまう気がしないでもない。

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