その82

・新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

・今年は寝正月となった。なぜなら、最高38.5℃程度の熱があったためである。本国ではかれこれ3年ほどの付き合いとなるヤツがとうとうこのタイミングで殴りかかってきたと考えるのが正常だろう。幸い、抗原検査では2度陰性をもらい、医師のオンライン診療でも断定はできないとお墨付きをもらったため、大手を振ってばら撒きに行こうと思う。覚悟しろ。コイツの話を長々としていると上の方にサイトからの仰々しい注釈がついてしまうのでここらで終わらせよう。

・ところで、挨拶というものはやけにワンパターン過ぎないだろうか。本記事の最初でも「あけましておめでとうございます」と挨拶したが、新年の挨拶として、『新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします』という文またはその派生(省略や敬語の付け足し)以外を見たことがない。もちろん、文面では挨拶など腐るほどある。『謹賀新年』だの、『迎春』だの……しかし、我々は日常的に「謹賀新年!」と挨拶することはない(昔「謹賀新年!」と挨拶するというギャグを誰かにされたことがあった気がする)。これと同様に、『こんにちは』『おはようございます』『こんばんは』も時制によって使い分けられこそするが、あまりバリエーションがない(『おばんです』など昨今では聞かない)。『おはようございます』の代替として、『朝から会えて嬉しいです』、略して『あさあえ』を流行らせたいくらいだ。

・しかし、これは『マクドナルド』を私は『クドナル』『マナルド』と略すが、『マック』と略すものが多数であるというだけの話かもしれない。『こんにちは』が『こんにちはいい日ですね』の略なら、『にちいいね』とでも略せばいいのである。そんなことだから『こんにちわ』などと書く馬鹿が後を経たない。『こんばんは』に関しても同じである。『ばんいいね』が流行っても面白いだろう。

・私は職場では、どの時間でも『こんにちは』と言っている。13時に会おうと、19時に会おうとである。労働というのは連続しているもので、その連続を打ち切るのは長時間の休憩である。つまり、朝から昼までは『おはよう』で、昼休憩が終わってからは『こんにちは』である。とりあえず『お疲れ様です』を使えみたいな風潮もある。

・そも、日本語は一人称が多いということはよく取り沙汰されるが、私の知る限り、少なくとも日本語は単語レベルでも同義でも多くの表現があるものである。それなのに、大衆の用いる挨拶が多種多様というわけではなく、かといって全時制ひとつというわけでもなく、数種類に収束しているということが、なんとなく気に食わないと感じたという、ただそれだけの話である。

・好きな音楽の話
ハロ/ハワユ :ナノウ
挨拶繋がりで選曲したが、改めて聞くと女子中学生みたいな音楽である。
入りのピアノが結構好き。そして、サビ共通の「なぜ」の音が結構良い。ラスサビの「生き物」の高音もいい感じである。
2010年の音楽ということで、ボカロとしては黎明期の曲だろう。あまり調声なども浸透してなさそうな声だが、この手の曲は意外とそういう声の方が合っていることもある。

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