その75

・締切が迫っている。締切が迫っている、というのは大きく3種類あって、
①書くことは決まっているが締切までの時間がない
②①よりは時間があるが、書くことが決まっていない
③書くことが決まらず、時間も全くない
の3つである。現在の私は②に該当するが、正直これが一番焦る。①の場合は本気出したら終わるという自信があるため焦りはなく、③でもやるしかない、もしくはやらないので焦りはない。
さらにタチが悪いのは、今回に限っては締切は自分で引き受けたものであるということだ。課題などではなく任意であるものなのに、好奇心から参加したものだ。任意参加であるからこそ、途中で投げ出す、やめるなどは迷惑な行為であり、信用が0からマイナスになってしまうため避けたいところである。しかし、それでも今の私にはアイデアがない。

・創作をする際、私はアイデアから始める。さらに言えば、私の創作の多くは二次創作だが、「このキャラクターとこのキャラクターが絡む」などといった漠然としたものではなく、起承転結(場合によっては最後のフレーズ)まで考えてから書き始める。つまり、思いつかなかった場合永久に書き始めないということだ。しかも、今回はただの二次創作とはわけが違うため、普通のアイデアの出し方では上手くいかない。要求される字数も結構多いことが発覚し、かなり切羽詰まった感が出てきた。やるしかないと言えばそうなのだが。

・過去もいくらか同種のものに手を出し、そこでは都合の良いアイデアを締切までに思いつくことができ、まあまあなクオリティのものを書けていた。見切り発車のツケが回ってきたとも言えるだろう。単なる創作ではないというところもやや問題の一部ではある。いつも通り、テーマの決まったSSならできていたのだろうか。

・そう考えると、起承転結がついてからしか基本書き始めることができないので、毎日投稿しているなろう小説作家はすごいと、誇張抜きで思う。私ならあの手法は全て書いて書き溜めてからn話に分けて投稿するという手法になる(もちろんこの手法をとっている作家も多いと思う)が、終わりの見えない話を延々と続けることは私にはできない。これはプロで言えば雑誌に連載小説を書くことと同じくらい尊敬している。もちろん、雑誌の連載小説は誌面が決まっている分こちらのほうがより難しい。一部のなろう小説はよく「中身がない」「文のかさまし」などと批判を受けるが、ランキングなどに乗るためとはいえ、中身のない起承転結もどきでもまあまあな文章を書くということは私にはできないことなので、尊敬している。

・好きな音楽の話
Ours :*Luna
昔に「あの夏のいつかは」で紹介したクリエイターであると思うが、毎年夏のこのクリエイターのボカロ曲は群を抜いて素晴らしい。
曲の話をすると、歌ももちろんだが、間奏のEDMのような曲調がすごい。緩急がきいているのだが、歌を緩、間奏を急とするというボカロではあまり見られない手法である。
このクリエイターは最近ではアニソンにも進出し、ラブライブ!関連作品の曲も手掛けている。是非聴いてみてほしい。私も作品は知らないがこの曲は好きである。

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