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愛情は十人十色

はじめまして。はなうたの佐藤仁美です。
このマガジンは、息子達が親になった時に伝えたいことをテーマに書いています。今回は、【第1章 子どもに与えた愛情は永遠に残る】の続きとなっています。

前回は【愛情をあたえ続けると離れてもあなたを思う人になる】と言うテーマでした。興味のある方は、こちらから見れます。今は、無料公開中なのでぜひ読んでみてください。

今回は【愛情は十人十色】と言うテーマです。





義務教育を受けていると正解と不正解で不正解がよくないことだと学習したでしょ。その状態で社会に出ると何が正解で何が不正解かわからないことが出てきたんじゃないかな。

だから、先輩が言っていることを鵜呑みにしたり、大人数が言っていることが正しいと思うようにしていることもあると思う。

けれど、愛情は十人十色なんだよ。正解か不正解かは、あなたの子が判断すること。

おじいちゃんからの愛

私のおじいちゃんは6歳で亡くなった。だけど、おじいちゃんの影響は私の人生に大きな影響を与えた。


「入院しているおじいちゃんに何もできなかった。だから、おばあちゃんの時にはできる限りのことしよう」


これは、葬式の時には亡くなった事実を理解できず、何日も経過してから夜中に家族が寝ている暗い部屋で、おじいちゃんがいない悲しみを大人に言えず、声を殺して泣いていた6歳の私が決意したこと。

そこまでさせるおじいちゃんは何をしていたのか?


それは誰もわからない。お母さんもおばあちゃんも私とおじいちゃんの2人で何かをしていた言うだけで、何をしていたのか見ていない。それでも、幼稚園から帰るとおじいちゃんのところへ行って2人で何かをしていたらしい。私の記憶にはおじいちゃんと過ごした記憶はない。だけど、葬式で泣いていた大人達と夜泣いていた自分の記憶だけ。

ここから推測すると、特別なことをしていたわけではないのでしょう。ただ一緒に何かを書いてみたり、本を読んだりと同じ時間を過ごしていてその、時間が6歳の私には心地良いものだったのだろう。それが、おじいちゃんから私にくれた『愛情』

お父さんからの愛

私のお父さんの話。お父さんは自分から公園に連れて行ったり、遊びに連れて行ってくれる人ではなかった。だけど、「OOに行きたいから送って」というと送ってくれる人だったんだ。頼まれたらやってくれる人。

小学生の時は、TUTAYAに連れて行ってもらい1時間ぐらい本を読んだら、私がお父さんのところへ行って「終わったよ。帰ろう」と言うと「おう」と言って2人で帰るということをよくしていた。

中学生の頃は、お父さんの朝の通勤時間に合わせて準備をすると中学校に送ってくれたり、「OOに行きたいから送ってって」と言うと遊びに行く場所へ送ってくれた。

高校生の頃は、帰りの電車で寝過ごした私を迎えに来てくれた。
大人になり子供を産んでからも、私や息子たちを自宅まで迎えに来てくれたり、実家から自宅に送ってくれた。

 全て私から言わないとやってくれないけど、「嫌」という言葉はなかった。これは、お父さんなりの『愛情』

おばあちゃんからの愛

おばあちゃんは、ここに書ききれないほどの愛情をもらった。おじいちゃんが6歳で亡くなってから、私の家族はおばあちゃんの家で夕飯を食べてから帰宅するのが日常だった。そして、そのまま泊まって小学校へほぼ毎日おばあちゃんの家から登校した。だから、おばあちゃんと過ごす時間はとても多かった。おばあちゃんは、私や兄弟の日常の会話をテープに録音していた。「ひとちゃんの話が面白いんだよ」と言ってそれを寝る前に枕元で聞いていた。私の話をたくさん聞いてくれたおばあちゃん。

お母さんからの愛情
お母さんは、私が3番目の子ということもあって、ほぼ怒ることはなかったんだ。私も何かあれば話をしていた。大人になっても息子たちがいても、私からお母さんに息子達のことを話したくなる存在。話を聞くって興味がないと聞けないから、私のどんな話に対しても興味を持ってくれたことが「愛情」

お母さんには、5人の孫がいる。私の姪が赤ちゃんの頃、よく泣く子でずっと抱っこをしていた。1歳になって姉の代わりにお世話をしており、毎日毎日いつになったら落ち着くのか、先が見えなくてもずっと子育てをしていた。
大変でも見捨てないそれが姪にたいする「愛情」


私の周りの人だけでも愛情の表現が違う。対象が違くても型を変えて愛を与える。もちろん私も私流の愛情表現をしている。だから、あなたはあなただけのやり方で子供に関われば良い。

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