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【夢うつつ絵本】たまごの見た夢9p

「僕の夢は美味しかったよ」と、少し太った王様が話し始めました。

「目の前に広がるのはオレンジ色の海。ドーナツの浮き輪で飛び込んで、底に落ちてるキャラメルを取りに行くんだ。食べても飲んでも無くならない。本当に夢の国のようだったよ」

「それ以上食べたらまたお腹が出てくるぞ」

そんな言葉も気にせずポヨンと頬を抱る王様が舌なめずりをすると、みんなも口の中に夢の様な甘い世界が広がりました。

つづく

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