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夢を見ました
この文章も表に出そうかどうか悩みましたが、下書き保存のままにしていても前には進めないのでこのまま出すことにします。
※
今朝、夢を見ました。
そこは懐かしい母方の祖父母の家。
16歳の時、もう無理だと逃げ込んだ母方の祖父母の家。
長男教の父方の祖父母もなかなかでしたが、母方の祖父母との関係もかなりワイルドでした。
祖父母という名称が何度も出てくるので……母方の方をジジババと改めます。
酒癖の悪いジジに言葉や行動がストレート過ぎるババでしたが、僕の欲しい言葉を沢山くれる人でした。ジジババと過ごした1年間は今でも支えになっています。
母には兄がいます……僕にとったら叔父ですね。この叔父夫婦との関係がとてもシビアでした。
高校に入る頃に関係が悪化し、ジジが亡くなる頃には泥沼裁判をするまでに。ずっと親族間で裁判をしていました。
同種の仕事をしている事もあって、お互い譲れないものがあったのかもしれません。
詳しいことは分かりませんが、まぁ、とにかくドロドロでした。
大学進学を期に僕は地元を出てその環境から離れました。
時々帰って、両親や姉の話を聞くのが僕の役割となっていました。
ここで僕の中に残ったのは「逃げた」という事実だけでした。
家族と一緒に戦わなかった。
家の手伝いをしなかった。
祖父母やジジババの死に目にも帰ってこなかった。
途中、姉の遅れてきた反抗期。
「あんただけ逃げてずるい」「あんただけ幸せになるのは許さない」と毎日の様に電話で言われ…何もできない僕はもっと遠くに逃げました(笑)あ、今は関係修復してるので大丈夫です。
いつまでもこの「逃げた」という思いから逃げられずにいました。
それは自分が「家族の力になれなかった。家族から逃げている自分が許せなかった」という事だったんだと思います。
※
「僕」と「私」の解放は「心」の解放。
そんな自分を先日から少しずつ見つめてきました。
そして、ここからが本題。
今日こんな夢を見ました。
懐かしいジジババの家。
そこでパーティがあるらしい。
人生でパーティなんて行った事はありませんが、とにかく人がたくさん集まってお祝いをするらしい、と。だからあんたも来なさい、と。
え?僕も行っていいのデスカ?
僕は実家に帰る様な気持ちで部屋を一つ一つ覗いて行きました。
お洒落をする父方の祖父、笑顔で話しかけてくるババ。
嫌な顔せず集まってくる親戚達、楽しそうな母。
父は手元の写真を見せながら嬉しそうに話しかけてきました。
あぁ……みんな笑顔だな、なんて嬉しくなってきました。
大きなテーブルにみんなが着席。
それは家族全員が生まれて初めて笑顔でそろった日。
テーブルの上には皆んなから集めた言葉の数々(寄せ書き)。
そんなメッセージの中にも自分の言葉も見つけました。
僕は「泣きそう」と両手で強く顔を覆ったのを覚えています。
悲しいからじゃない…嬉しくて泣きそうでした。
鼻の奥がツンとして、泣くのを必死に堪えていたら隣に座っていた父に言われました。
「泣いとけ泣いとけ、今だけだ。今のうちに泣いとけ」と。
そう言われて涙を止める必要が無くなり、僕はボロボロと…まるでジブリ映画の様に涙を流していました。
※
ここで目が覚めました。
鼻の奥に残るツンとした痛み、胸の奥からこみ上げる感情に本当に泣きました。
「みんな笑ってた!!」
夢の記録を携帯メモに書きながら、相方がまだ寝てたので、そのまま二度寝を。
次に目が覚めたら体が軽くなっていました。
夢なんて頼りなくていい加減なものですが、時々スルーできない内容を受け取ります。
今日の夢は何故か全てを許せた感覚になりました。
それは「逃げた自分」を「許せた」と言う事。その瞬間、張り詰めていた全ての力が緩んだ気がしました。
体の強張りも取れ、ずっと悩んでいた腰痛も無くなりこりゃビックリ。
一日(日曜日)何もしませんでしたが、何か大きな事を成し遂げた感が半端なくあります。
そんな、不思議な感覚の夢を見た…と言うお話でした。
また次へ向けて頑張りたいと思います!
読んで頂きありがとうございました🍀
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