見出し画像

【観戦録】 「愛の拳士」 中谷潤人、衝撃の初防衛戦!

ネクストモンスター、中谷潤人。

今年2月に獲得したWBCバンタム級のベルトの初防衛戦が7/20、両国国技館にて行われました。

対戦相手にはWBC同階級1位で指名挑戦者である、フィリピンのビンセント・アストロラビオ選手。

P4Pトップ10入りしている中谷選手にかかる期待は試合前から大きく、統一戦に向けたいい勝ち方を期待されていました。

しかし、結果としてはその期待を大きく上回るような1R KO勝利となりました。


⬇️試合前プレビューはこちら



圧巻の初防衛戦


中谷選手は試合開始からいつものように後ろ重心で前屈み体勢で試合に入ります。

一方のアウトロラビオ選手は軽いフットワークから一気に距離を縮めようとします。

しかし、中谷選手の前手の使い方が上手く、また、後ろ重心のため懐が深く、アストロラビオ選手のパンチはなかなか当たりません。

中谷選手のステップインからのワンツー、フックまでのコンビネーションもありますが、この距離だとアストロラビオ選手のパンチも怖い。

1R残り1分頃から中谷選手がワンツーを、ガードの上からでも放っていきます。

そして残り40秒のところでジャブからボディストレートのワンツー!

意識が完全に上にいっていたアストロラビオ選手は意識の外からストマックに強烈なストレートを喰らい、ダウン!

カウントギリギリのところで一度立ち上がりますが、やはりかなり効いていたようで再び倒れ込み、中谷潤人選手の1R KO勝利!

アンダーカードは3戦ともKO決着、あたたまりきった会場を、ある意味一気に冷めさせたような衝撃KO。

ファンの期待を軽く超えていく素晴らしいノックアウト勝利を見せてくれました。


中谷潤人のこれから


さて、今回の使命防衛戦を無事終えた中谷選手。

次の試合はやはり統一戦が望まれるでしょう。

本人はこれまでのインタビューでも戦いたい相手として井上拓真選手の名前を挙げていますが、井上拓真選手はWBAの指名試合として堤聖也選手との防衛戦が予定されているとの噂。

WBO王者の武居由樹選手は、9月に比嘉大吾選手との初防衛戦を控えています。

個人的には今回会場にも観戦に来ていた西田選手との統一戦を期待しています。西田選手の次戦が発表されていないということもあり、期待したいです。

遅くとも来年末までには統一戦が実現し、あのモンスターがいるスーパーバンタム級への挑戦が見たみたいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?