米国債とハイイールド債のチャート比較でリスク資産への投資状況を確認する
債券市場の動きを確認します。
$BNDと$HYGの2021年以降の比較チャート
本当は国債とハイイールド債のイールドスプレッドを確認したいのですが、なかなかやり方を見つけられないので、
ひとまず代表的なETFの比較チャートをみておきます。
青色:$BND
橙色:$HYG
2021年に入ってから共に買われていますが、どちらかと言えば国債の方が弱いですね。これは利回りの上昇を意味します。
11日は共に売られています。
2021年年初からの$HYGはずっと買われていたのですが、これがトレンドの変換点となるかどうかに注目です。
$BNDと$HYGの2020年以降の長期の比較チャート
これで見ると、徐々にスプレッドが縮小してきています。
やはり$HYGの方が下落幅が大きかった。
そのご少しずつリスク投資が進み、価格差が縮んできています。
国債は高止まりしてリスク資産のハイイールド債への投資が進んできました。
これはまだコロナショック前の水準には戻っていませんが、この流れがどうなるかを見ておくことで債券市場の動きを確認しておきます。
債券市場は最も大きいのでお金の流れを見るにはこれが適切かなと思います。
特に低金利の状況なので、投資できるものが少ない。
国債に置いておけないわけです。
まとめ
1、コロナショック以降ハイイールド債にお金は戻ってきている
2、2021年1月以降にハイイールド債が頭をうったかもしれない
3、長期的にはまだコロナショック前には戻っていない
大きな流れはまだリスク資産への投資が進みそうですが、一方で年初の動きは気になるところです。
今後の課題
イールドスプレッドをリアルタイムで見れるところが無いか、
スプレッドだけでなく債券市場の量そのものを定量的に評価できるものも調べられないか。
これからですね。
ひとまず簡単にイールドスプレッドを確認してみました。
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