立春までにやるべき事

こんにちは。
漢方養生指導士のYokoです。

今回は、『立春までにやるべき事』についてお話しいたします。

新しいスタートの時とされる立春を3月20日に迎えます🌸

先日、5日は暦の上で『啓蟄(けいちつ)』と呼ばれる、冬籠りをしていた生き物たちが活動を始める外に出てくる時とも言われています。
気温も暖かい日も増えてきて、少しづつ心も解放的に、動きたい!新しい春服を着ようかな?などとウキウキとした気分になりますね

ただ、反面、気持ちは上がってきているのに、なんだかうまくいかない、行き詰まる、開放しきれない、イライラする、ちょっと体調が...
と、滞りを感じる方も多いのではないのでしょうか?

実は、今の時期はまだ漢方の考え方で『陰』の中にいるからなのです。
漢方では季節を『陰』と『陽』で分け、春分から夏至にかけて、夏至から秋分までを『陽』
秋分から冬至、冬至から立春までを『陰』としています。

陽は、明、暖、活、軽、など
陰は、暗、寒、静、重、など

つまり、陽の時期は活動する事に対して、陰の時期はまだ静かにしておかないといけない。
という考え方になります。
なので、立春まであと数日とはいえ、まだ今は陰。
解放するには少し早いよ。」とカラダが合図しているということになります。

じゃあ、この時期何をしたらいいのか?
ということですが、立春から夏至にかけては、冬に溜め込んだ余分な物、『発陳(ほっちん)』古い物を発散する時期。
デトックス、解毒の時期。ダイエットにもオススメの時期です。

この時期にしっかりデトックスをする準備を今のうちにやるのがオススメです。
つまり、外にしっかり出すために、体の中の巡りを良くしておくことです。

じゃあ、具体的何をすればよいのか?というと、『ストレッチ』と『深呼吸』です。

今の時期は、漢方でいう『肝』が弱る時期。
肝のはたらきは、『気』を巡らせる、『血』を蓄える働きがあります。

そして、肝が司るケイラクは体の側面、特に脇から脇腹、そして内腿になり、この部分が詰まる症状がおこります。
特に足の付け根や、脇のあたりが痛い、違和感があるなどの症状がでます。

なので、ストレッチで思いっきり体側を伸ばす、内太腿をマッサージするなどして、血流やリンパをしっかり流す事が大切です。

そして、しっかりと深い呼吸。
おへその下の丹田あたりまで空気をを入れるイメージで呼吸をする事で、気を巡らせる事も大切です。
気を巡らせることで、イライラする事も少なく立春以降の新しいスタートの時に、気持ちも軽やかに挑む事ができます。

立春までの数日間、
体と心を巡らせ伸びやかに』を意識して、立春までお過ごしください!

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