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妻との結婚

 福岡市のホームセンターで働いていた頃、同人誌を発行しようとして、公募ガイドだったか、忘れたが、仲間を募る文章を書いて出した。思ったよりも人が集まり、早速僕のフランチャイズの西新に集まった。
 ところが北九州に異動になってしまい、その集まりは雲散霧消した。改めて、北九州で活動を始めると、これも数人集まってきた。そこで妻と出会い結婚した。シングルマザーなのは知っていたが、まさか一番上の子が障碍者だったことは知らされておらず、いざ結婚しようと思った時にカミングアウトされて、騙された、と思った。だがもう後には引けないくらい愛していたので、結婚を強行した。両親が許してくれるかどうかは不安だったが、僕の方は何とかなったが、妻の方がなかなか許してくれなかった。それもそうだろう、年上の子持ちで、1人は障碍者なのである。結婚してもうまくいかず、捨てられると思われても仕方ない。
 だが結局は時が解決してくれた。僕はうまいこと乗り切った。2人の間に子供ができたのも大きかったかもしれない。
 そして今日に至る。そういう経緯だったので、僕らの愛は今も強く結ばれていると思っている。簡単ながら妻との馴れ初めである。

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