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徒然草

 大学に入学すると、僕は大学体育会のスポーツ新聞をつくるクラブに入った。取材にいって写真を撮って記事にして新聞に載せるのである。年間5回だったかな、発行していたのは。
 入部した時、最初に暗室をみせてもらった。不十分な施設なら入部はやめようと思った。高校の時から写真をやっていたので、こだわりがあった。施設は十分以上だった。これならいい写真が作れそうだった。
 僕はcannnon AE-1という機種のカメラを持っていたが、スポーツ写真を撮るなら、連写一眼だろう、そう思ってcannon new F-1モータードライヴ付きがどうしても欲しくて月賦で買った。そのころローンという言葉はなかったように思う。
 連写だからさぞかしいい写真が撮れるだろうと思っていたが、イマイチであった。多分に腕のせいであろうけど。
 女の子の写真ポートレートも撮った。それは高校の時からだけど。我ながら今思うと下手くそだったと思う。それでも数枚いいのがあって、今でもとってある。この前、整理したら出てきた。誰なのか名前も知らない子がいた。多分Bさんの知り合いだと思うんだけど。
 妻と知り合ってからは妻の写真ばかり撮っていた。やがてデジタルの時代がきて、僕のカメラは先年の断捨離で、2ND STREETに売ってしまった。2足3文だった。買ったときは20万したのに。
 でも今はスマホのカメラで十分だ。たまに物足りない時があるけど。スポーツ写真を撮るわけでもないので。
 こうやってつれづれに文章を書いていると、大学時代にクラブのみんなで書いていた雑記帳を思い出した。「徒然草」と銘打ってあった。いつごろからはじめたのか、今でも続いているのかはしらないが(コロナで部活どころじゃないかもしれない)みんな好きなこと書いていた。どんな内容だったかはもう忘れてしまったけど、身内でうけていた。あれってバックナンバー、保管してるのかしら?ちょっと気になる。

  

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