カサブランカ
実は昔からイングリッド・バーグマンが好きであった。日本人であれば、高峰秀子が好きだった。いったい俺は歳が幾つなのか?といわれそうだ。どちらも戦前からの女優であり、お二人とも鬼籍の人である。バーグマンは部屋にポスターを貼っていたほどだ。
バーグマンは「ガス燈」「ジャンヌ・ダルク」「誰がために鐘は鳴る」
等名作にでているが、やっぱり何といっても代表作は「カサブランカ」ではあるまいか。
第2次世界大戦のさなか、別れた男女が、フランス領モロッコで再会する。当時モロッコはフランス領といったが、フランスはナチスに占領されてしまっていて、ナチスの傀儡政権であり、事実上ナチスが占拠していた。
そこへレジスタンスのリーダーで、バーグマンの夫でもある男ラズロが妻(バーグマン)を連れて入ってくる。何とかナチスに捕まらずに逃げる方法はないかと、バーグマンがかつての恋人リック(ハンフリーボガード)にお願いをし、リックは自らを犠牲にしてでも助けると、雑に解説すれば、そういう話だ。
何といってもサムがピアノで弾く「AS TIME GOES BY」が切なく心に響く。
a kiss is just kiss a sigh is a sigh the fundamental things apply as time goes by
フランスとドイツの国家の競争も見ものだ。
そして最後のどんでん返しのシーン。警察署長の言葉がかっこいい。
何度見た事だろうか。DVDも持っている。ただ白黒で暗いシーンが多いので、結構今見れば、見にくい映画でもある。見た事のない人は1度見てみたらいかがでしょうか。画像が悪いのは覚悟のうえで。名作ですよ。
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