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ドラフト会議

 今年もドラフト会議が近づいてきた。毎年毎年、スター候補生が新聞を賑やかし、活躍すればいいが、いつまでたっても活躍しなければみじめでつらいものであろう。思うに、才能、努力、実力もそうであるが、怪我をしたり、病気になったり、不幸なことで実力を発揮できない場合もある。スカウト陣は、そういったことも含めて調査しドラフト会議に挑むべきである。
「中山選手は即戦力だろう。今年のドラ1は中山でいこう」
「待ってください。部長。中山は一白水星で、来年の運気はあまりよくありません」
「そんなことはないよ、君。彼の手相を見たかい。来年が仮に駄目でも一気に活躍する手相だ」
「占星術的には恋愛運はいいのですが、仕事運はあまりよくないようです」
「結局どうなんだ、活躍するのか、しないのか」
「当たるも八卦、当たらぬも八卦ですな」
「名前を変えたら、活躍します」
「芸能人じゃないんだぞ」
 こうなってはドラフト会議の作戦会議はいつまでたっても決まらない。もっともクジで決める要素の高いドラフト会議であるからして、自分の行きたい球団に指名され入団できるだけでも運は強いといえる。だが、そこで運を使い果たし結局活躍しなかったってこともある。チームのメンバーとの相性もある。そこまで調べていては誰も指名などできはしない。
 堂上直倫と坂本勇人がいい例だ。ドラフトで人気NO1だったのが堂上で、巨人と中日が競合した。結局、堂上も希望したドラゴンズに決まるのだが、外れた巨人が獲った坂本の方がはるかに活躍している。堂上も運が悪いほうではなかったのだろうけれど、その証拠に大した故障などはしないで、このシーズンまで現役でやってこれたのだから。ただし坂本の活躍ぶりをみたら、雲泥の差である。もっとも現在坂本は女性中絶スキャンダルで揺れてはいるが、巨人軍に守られている。悪運の強い男である。堂上の方は若手が伸びてきているので、今年あたりよくて、フロント入りかな?というところであろう。
 まあ人の人生とはわからない。斎藤佑樹もあれだけ騒がれながら、活躍はできなかったが、人気は衰えていない。不思議な運勢の持ち主である。
 さて今年のドラフトはどうなるのか。我がドラゴンズ、活躍してくれる長距離砲の獲得ができるか。最下位からの見返しを是非して頂きたい。
 

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