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リンガーハットにて

 先日家族でリンガーハットに行って、ちゃんぽんと餃子を食った。久し振りの餃子に舌鼓をうちながらも、肝腎のものがない。ビールである。餃子にビールは必需品であろう。しかしそういう訳にもいかなくなってきた。心療内科の先生が、勝手にアル中判断して、アル中の薬を飲むように言われた。それがセリンクロ錠である。
 セリンクロ錠というのは飲んだ時は味はないけれど、それから何だかいつまでも喉に引っかかったような、息苦しいような、何とも表現しずらい状態になる。
 ビールは確かに少し不味くなる。だからといって飲みたくならない訳ではない。でも確かに薬を飲んでから、アルコール量が減った。効果はあるようである。
 こんな何だか気持ちの悪い薬を飲まなければらないのであれば、飲まない方がいい。武士は飲まねど、高楊枝。というではないか。あれは食わねど、だったか、まあ同じようなものだろう。
 ビールなしで餃子を食って、チャンポンを食べた。普通の量である。腹いっぱいになった。息子は餃子にチャーハンにチャンポン2倍である。さすがに歳をとったな、そう感じる瞬間であった。

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