構築脳を鍛える【10の秘密】【秘密⑤】カードパワーを下げるな
前回は「自分のコンセプトが出来ないうちに、対戦相手を過剰に意識したり、ビビったりしないように、その原因となる癌を早期に取り除くことが大切」というお話をしました。
特にメタカードやシールドトリガーはその傾向があり、無意識にカードパワーを下げてしまう人が多いです。
例えば、速攻に勝てないからといって、すぐクロックなどのシールドトリガーを4枚積む人がいます。
確かにクロックはシールドトリガーとして優秀なカードであり、カードパワーもそこまで低くありません。
ですがいきなり相手をメタるのはおすすめ出来ません。
まずは自分のデッキを一度並べなおしてみて、その中に当たり前で入れているカードを抜きだして下さい。
その次にその当たり前のカードとクロックの中間地点のカードを探していきます。
・《霞み妖精ジャスミン》を入れていたのであれば、同じマナブーストでシールドトリガーのついている《フェアリーライフ》がある。
・切札を引く為に入れていた《エナジーライト》は、《ドンドン吸い込むナウ》でも同じ役割が持てる
など、中間地点のカードを選ぶことで、基盤をそれほど弄ることなく、速攻に対して耐性が出来ました。
勿論、デッキによってはしっかりとメタをはる必要もありますが、まずはカードパワーを落とさないで済む選択肢を見つけることが大切です。
そしてその選択肢は、意外にも当たり前とされているカードにあったりするものです。
話は変わりますが、皆さんDMキューブドラフトをはじめ、ハースストーンの闘技場やシャドウバースのアリーナはお好きでしょうか?
いわゆる”ドラフト”というものです。
今はDMキューブドラフトの制作者ですが、以前はハースストーンの闘技場にハマっていました。
ハースストーンのとあるサイトには、ドラフトピックの点数表がありました。
これはただ単純にカードパワーや汎用性を点数にして表示させたものなのですが、私はとある期間、何も考えずこの表の点数の高いカードしか取らない方法をしていました。
すると、今まで6割をきっていた勝率が7割を超えたのです。
ここから学んだことは、「下手な小細工はカードパワーに屈する」ということです。
自分の力を過信していた私は、中途半端なカードのシナジーを組み合わせて、綺麗に勝とうとしていました。
しかしそれこそが盲点で、コンボによる掛け算こそが至高だと思っていた私は、1.5×1.5=2.25<2+2=4というアドバンテージの単純な計算に分からされてしまったのです。
アドバンテージがゲームの全てではありませんが、コンボカードやメタカードは汎用性が低いので、出来るだけカードパワーを上げる努力が必要です。
では今回のまとめです。
・中間地点のカードを選ぶことで、基盤をそれほど弄ることなくメタが出来る
・まずはカードパワーを落とさないで済む選択肢を見つける
・当たり前で入れているカードに答えはある
・下手な小細工はカードパワーに屈する
・コンボカードやメタカードは汎用性が低いので、出来るだけカードパワーを上げる努力が必要
ここまで読んで頂きありがとうございます。
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