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構築脳を鍛える【10の秘密】【秘密②】適正コスト


いきなりですが、あなたはカード一枚の価値を分かっていますか?

「強さ?」「値段?」「カッコよさ?」「品質?」

一言に「価値」と言っても、人それぞれの見方、価値観があります。

ゆえに経験上、易く価値という言葉を使うと、いろいろと語弊がうまれやすいのです。

本当はカードの価値というタイトルにしたかったのですが、そういうことなので、あまり「価値」という言葉を使わずに説明します。



・適正コスト



問題です。

エナジーライトの「適正コスト」とは何マナでしょう。理由も添えて下さい。


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「最近使われないから2マナ…は強すぎるか…」

「対戦相手によるから分からないでしょ」

「適正コストは刷られた時から決まっているから3マナ(哲学)」


いろいろと考え方があると思います。

私の考え方はこれです。


「適正コストは人によって違う。しかし、3マナを使う事=2枚引く事であるならば、適正コストは3マナで正しい」


 当たり前のことを言っていると思いませんか?けどこれを最初から言える人は少ないです。


この文章のミソは、変わらないものと変わるものを見極めるということです。


エナジーライトで変わらないものはすぐ分かると思います。

それはテキストや、マナコスト、文明です。


では変わるものは何でしょうか。

それはエナジーライトの適正コストです。


何がどう変わっていくのか。それも皆さんが既に知っています。


先ほどの例のように、最近使われていない=環境的期待値が低いから適正コストは低いだろうという予測や、対戦相手が速攻デッキかハンデスかによって使いたい場面が増減するという予測。はたまた、6マナの時に使うより3マナ時に使った方が強いとか、デッキコンセプトに合っているから強いとか、

キリがありません。


そう、変わらないものと比べて、変わるものは多すぎて、どんどん適正コストというものは曖昧なものになっていくのです。


そして変わらないものは全て目に見えている事で、変わるものは目に見えない事でもあります。



あなたが初心者の時を思い出してみて下さい。

エナジーライトを見てどう思いましたか?

「これ、どういう事を書いているんだろう?」

って思いませんでした?

少なくとも、ハンデスが~とか環境的に~とかいう事は思わなかったと思います。

つまり、初心者の頃は変わらないものを真っ先に考えていたのです。


しかしそれだけで、初心者のデッキに入っているエナジーライトが強いとは思えません。

やはり、それに+変わるものを考慮する事が必要なんです。


けれども、どんどんと曖昧なものになっていく。

どんどんと選択肢が増えていきます。


なので、落としどころを見つける事が重要となってきます。

妥協点を探すのです。



この能力が高い人ほど、デッキに最適なカードを入れる事が出来ています。



それでは戻って私の答えをみてみましょう。


「適正コストは人によって違う。しかし、3マナを使う事=2枚引く事であるならば、適正コストは3マナで正しい」

という私の回答は、


「変わるもの=見えないものを認識しつつ、ベース(基本)は変わらないもの=見えているものである」ということだったのです。



まとめます。


・適正コストとは人の価値観(見えていないもの)によって変わり続ける曖昧なものであるので、見えているもの=変わらないものとの落としどころを見つける事が重要である。

・デッキに最適なカードを見つけてこれる人は、適正コストをしっかりと把握している人が多い。



最後まで読んで頂きありがとうございました。

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