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構築脳を鍛える【10の秘密】【秘密①】デッキはほぼ全てメタカードで出来ている

「デッキはほぼ全てメタカードで出来ている」


どういう事なのかという感じですよね。

今回はこれについてお話していこうと思います。


先ほどの言葉をもう少しくだいて言います。


「デッキはコンセプトカードとメタカードで出来ている」



なんとなく理解できた方もいらっしゃるでしょうか。


ここでいう「コンセプトカード」は、皆さんの思っている通り、「デッキの核」です。(コンセプトカードについては一番目の記事に詳しく書いています)



・ではメタカードとは?


私がいうメタカードとは、速攻メタの《ハヤブサマル》などだけではありません。次の記事で解説しますが、《ハヤブサマル》は「特定メタカード」という言葉で表されます。

ここでいうメタカードとは、「コンセプトカード以外の全てのカード」の事を指します。



具体例として、昔のCS優勝賞品がPSVITAの頃の入賞デッキですが、超次元グレンモルトというデッキをご紹介します。


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4 x 解体人形ジェニー
4 x 地獄門デス・ゲート
1 x カモン・ピッピー
4 x 龍覇 グレンモルト
2 x 超次元ムシャ・ホール
4 x 超次元ガイアール・ホール
4 x 霞み妖精ジャスミン
3 x 天真妖精オチャッピィ
2 x 鳴動するギガ・ホーン
1 x 次元流の豪力
4 x フェアリー・ライフ
1 x マナ・クライシス
3 x 腐敗無頼トリプルマウス
3 x 未知なる弾丸 リュウセイ

1 x 時空の喧嘩屋キル/巨人の覚醒者セツダン
1 x 流星のフォーエバー・カイザー/星龍王ガイアール・リュウセイドラゴン
1 x ガイアール・カイザー/激竜王ガイアール・オウドラゴン
2 x 銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ
1 x 将龍剣 ガイアール/猛烈将龍 ガイバーン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン


このデッキのコンセプトは、フィニッシャーである《龍覇 グレンモルト》で《銀河大剣 ガイハート》を《熱血星龍 ガイギンガ》に龍解させて、ビートダウンを狙うものです。


この場合、フィニッシャー及びコンセプトカードは、「《龍覇 グレンモルト》と《銀河大剣 ガイハート》/《熱血星龍 ガイギンガ》のみです!」


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■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト2以下のドラグハート1枚、または、コスト4以下の火のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■バトル中、このクリーチャーのパワーは+3000される。 


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■これを装備したクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
■龍解:自分のクリーチャーが攻撃する時、そのターン2度目のクリーチャー攻撃であれば、攻撃の後、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。 


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■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが龍解した時、相手のパワー7000以下のクリーチャーを1体破壊する。
■バトル中、このクリーチャーのパワーは+4000される。
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。 



え、それではその他のカードは全てメタカードということなのか?


そうです。《マナクライシス》や《解体人形ジェニー》などの妨害札は言わずもがな、《超次元ガイアールホール》から《フェアリーライフ》まで、全てのカードがメタカードです。


少し頭がこんがらがってきたかもしれませんね。

くだけて言いますと…


「全てのカードはあなたが他と比較して選んだカードです」


もう少し足してみましょうか。


「コンセプトカード以外の全てのカードは、あなたが環境を読み、特定の相手を定め、他のカードと比較して、よりよい選択肢となるように意識して選んだカードです」


腑に落ちたでしょうか?



・意識



「あなたはなぜフェアリーライフをデッキにいれているのですか?」

「そこに鼓動する石板というカードが落ちていますよ。」


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「自分のクリーチャー全てにパワー+2000なんて凄いじゃないですか!是非入れるべきですよ!」


あなたはこんな事を言われたら何て答えますか?


「え…シールドトリガーついてる方がいいよ…」

と答える人が大半だと思います。


「ライフの方が得」「ライフの方が強い」

なんていう端折った人もいるかもしれません笑


ではなぜ、シールドトリガー(以下ST)が付いた方がいいのでしょうか?なぜ「強い」のでしょうか?


それは、「あなたが環境を読み、特定の相手を定め、他のカードと比較して、よりよい選択肢となるように意識して選んだカード」だからです。


先ほどのメタカードについての言葉が出てきましたね。


あなたは恐らく、速攻デッキにあたった際、鼓動する石板よりも、少しでも多くのSTを積みたくて、フェアリーライフを選んでいるのだと思います。


それではこう言いかえれますよね?


「あなたが環境を読み、速攻デッキを相手に定め、鼓動する石板と比較して、よりSTを増やす為に、意識して選んだカードです」


意識して選んだカードです


そう、それこそが、私が思う「メタカード」なんです。


つまりデッキは、「コンセプトカードとメタを意識して選んだカードで構成されている」と言えるでしょう。


なので、カードを選ぶ際は、意識して選ぶ事が大切です。

感覚として「強い」と思っているカードにも、「何故強いのか」を意識してデッキに入れることが重要となってきます。


「なんとなく」から卒業しましょう。


それが出来れば、48枚同じ構築でも、あなたのデッキの方が強いと感じれるでしょう。



・最後に


私がいうこの「メタカード」が、今後の話の基礎になりますので、今後も記事を読み続けて頂ける方は、感覚だけでもつかんで欲しいと思っています。

では今回のまとめです。


・デッキとはコンセプトカードとメタカードで出来ている。

・メタカードとは、つまり「環境を読み、特定の相手を定め、他のカードと比較して、よりよい選択肢となるように意識して選んだカード」である。

・「なんとなく」デッキを組むのではなく、意識してデッキを組むことが重要である。



最後まで読んで頂きありがとうございました。



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