Z世代について考えることは、自分たち(オヤジ含む)について考えることだと思う

1974年生まれのライター稲田氏と1995年生まれのゆめめ氏、素直で真摯な良い対談記事。まだスーッと腹落ちしない部分もあるけれど、養分の多い言説だと思う。オジさん世代としては、切り抜かずじっくり読みかえそう。

で、本筋とはズレるけれど、僕的にとてもなるほどと思えたのが、ゆめめ氏の「Z世代は「体験」より「追体験」を求める」というコメント。実はこれ、多くの日本人も同じ根っこをもっているんじゃないかと思う。たとえば、ガイドブックで見た内容を確認するような旅行のあり方とか。

そしてこの「追体験」を生成するための要素のひとつは「物語」なのではないかと思った。この辺が自分のテーマとつながってくるかもしれない。我田引水あるいは牽強付会なフライイングかもですが。

ちなみに個人的には、ここで書かれているZ世代の心情って、日本人の特性(他者の目を気にする具合とか)の濃縮還元版のようにも思える。ある意味、その「らしさ」をソーシャルメディアという装置に通すことで出現した現象というか。

少し前、グローバルベースのZ世代レポートをちょこちょこ読んでいた時期があった。だいたいはアクセンチュアとかマッキャンとかコンサルタントやエージェンシー目線なので、「マーケティング」の外枠にはめられていたものではあったのだが、そこで強調されていた社会への視点みたいなことは、日本の場合どうなのだろう。そして、ゆめめ氏とグレタ氏が会ったら、どんなことを話すのだろうか。

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